ジャコメッティ展に行ってきた。
ジャコメッティといえば、彫刻なのだけど、私はこの人のデッサンが好き。
画学生の時に、真似して描いたこともあった。
彫刻家だけに、遠近法を効かせて描くので、ただの白い余白に奥行きがあったり、人物画も人体の後ろに空間を入れてスケール感を出したり、顔の表情に縦横の線を入れて立体感を出すなど、他にはない描き方だ。
広い会場内にゆったりと展示され観易かった。
(チェースマンハッタン銀行のプロジェクト・女性立像 1959年)
ジャコメッティが、シュルレアリスムやキュビズムを経て、無駄を削ぎ落としたこのカタチに行き着いたのは、今日初めて知った。
写真にはないけど、「群像」というテーマの作品の中に、「森、広場、7人の人物とひとつの頭部」(1950年)、「林間の空地、広場、9人の人物」(1950年)という作品は、理解できず作品の前で考えこんでしまった。
何を表しているか?
家族?ヒエラルキー?ただの思いつき?
冷たい感じがするから、たぶんヒエラルキーなのかもしれない。ジャコメッティは哲学者でもあるからね。
そんなことを考えながら観るのも楽しい。
至高の時間でした。















