山本 熱史のブログ
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前回のブログ アコギ上達の早道

https://ameblo.jp/superpicker/entry-12870674487.html      では

基礎練習よりも具体的な曲を目標設定して

練習した方が早道ではないかと述べました


そうすると基礎練習など必要ないような

捉え方をされるかもしれませんが

決してそうではありません

むしろ結果的に基礎練習を

たくさんやるハメになるはず


例えば ある曲を弾こうと思ったら

曲の途中にBb7とかCdimなど

知らないコードが出てくる

それでもなんとか弾こうとすると

他の弦に触れないように

押さえる指の形や肘の位置など

工夫しなければならない

実はそれが基礎練習になっている

しかも、かなりの練習が必要


それでは近道ではなく

かえって遠回りではないか

はい、その通りですが

近道ではなく早道といったはず


そもそも近道はありません

何度でもいいますが、王道はない

ギターに限らずなんでもそうです


曲を弾きたいがために必死で練習するのと

漠然と練習するのとでは練習量が違う

つまり達成のスピードが違う


またCdimのdimとは

どういう意味か調べてみる

Bb7の7はなんなのか?

更に突き詰めると

なぜここでこのコードが出てくるのか?

他のコードではダメか?

などと突き進んでいったら

もう初心者をとっくに卒業して

ベテランやプロミュージシャンの域に

達していきます

これはピッキングについても

同じことがいえます


ここで大事なのは

基礎練習とは初心者だけがやることではなく

何十年やろうが、プロだろうが

常に必要なことなんです

曲を弾くために必要だからです

必要性に迫られて練習するわけです

何に必要かわからずに練習するのとは

大きな差があります


もちろん初心者だけに必要な

基礎の基礎というものもある


でもその人のレベルに関係なく

基本的な練習の仕方として

ある曲を弾くために必要な技術を

基礎から練習するという姿勢が大事です

もちろんレベルに合った選曲も必要ですが

多少、遠回りであっても結果的に

早道だったということになって来ます


今、何のためにこの練習をやっているのか?

この曲を弾くためには

どういう練習が必要なのか?

ベテランでも手グセのような練習を

ダラダラやるのではなく

常に目的意識を持って練習しましょう!

ギターを始めたいんですが

何からやったらいいんでしょうか?


簡単なようで難しい質問だと思う


なので逆に

何がしたいんですか?

どんな曲を弾きたいんでしょうか?

と聞くようにしている


すると

さあ、まだよくわからないんですが

この歳から初めて

どれだけ弾けるでしょうか?


つまり、漠然とギターが弾ければいいなと

思っている

定年をきっかけに何か始めたいと思い

昔、ちょっとかじったギターを

もう一度、最初からやり直したい

そういう意向のようだ


で、ならばギターでどんなことが出来るか?

弾き語り、ソロギターなど

やってみせる


そうすると、その曲が出来るようになりたい

誰々のようにギターで歌いたい

と要望が明確になってくる


つまり

具体的な目標がないと始まらない

目標がはっきりしないと基礎練習ばかり

やっててもつまらない

まず、少し弾けるようになってから

何か曲を決めて練習しようではなく

最初から何の曲がやりたいと決めて

少しづつ積み上げて行く方が早道だと思う


ほとんどの人が、それに気付かず

目標さえ設定出来ないまま挫折してしまう


Fのコードが押さえられなくて挫折しましたというのはよく聞く話だが

この曲が弾けなくて挫折しましたというのはあまり聞いたことがない

その曲が弾けなくても

違う曲は弾けてたりするからだ

具体的な目標を設定してあげるのも

講師の役目ではないだろうか?


ただし、最近のJ-popなどは曲の構成が

複雑なものが多いので

初心者がギター1本でやるには

かなりハードルが高いものがある

複雑なコード進行や転調を繰り返したり

おいらでも手ごわい曲が多い


また、keyを変えるぐらいならまだ良いが

リズムがちがったり、お決まりのフレーズが

なかったりしたら、曲のイメージが変わってしまう場合もある


仮にギター1本でアレンジ出来ても

ちゃんと弾いて歌えるまで

何年もかかるのではないだろうか?


その場合

小間切れの目標を設定するのも良い

例えばAメロの部分だけとか


あるいは 他により簡単な目標曲を

見つけてあげるのも講師の役目だろう

そして数曲ほどステップアップして

本来の目標曲に辿りつくという方が

自然かもしれない


また、目標であるなら

いつまでに達成するかゴールを決めないと

だらだらとなってしまう


完成度のこともあるが

本人が納得出来るレベルをゴールとしよう


そうすると今月はどこまでできればいいかが

明白になってくる


そうやってゴールに辿り着いて

演奏している姿を思い浮かべて

毎日の練習に励もう


これは初心者もベテランもプロもアマも

みんな同じ

ギターも他と同じ、王道はない

コツコツやろうよ


毎日、ギターに触るのが楽しいというのが

1番の早道です

3 ワンマンでやるか、対バンか?

これも相談が必要だが、最初のお店で

集客に自信が無ければ、対バン形式から

始めた方が良いと思う

地元のミュージシャンを紹介してもらえれば

お客さんの共有や活動の拡大にもつながる


ここでも、お店のマスターとしっかり話しておくと、いいミュージシャンを紹介してもらえる


しかしながら

ライブ主体のお店ではない場合や

オープンして間もないお店の場合

ワンマンになることが多い

また、ワンマンライブしか

やってないお店もある


その場合は集客について

しっかり話し合っておくこと

遠征ライブでお客さんが少ないと

目も当てられない


ただ、最初から成功はないと思った方がいい

仮に最初はお客さんゼロでも

何回かやっているうちに増えてくる

これは地元のライブでも

経験していること


そこで、ここが一番大事なところだけれど

続けてライブ出来るかどうか?

最初はダメでも2回目、3回目と

続けてやっていけるかどうか? 

その点で、お店との信頼関係を

構築できているかどうか。

遠征はそうちょくちょく行けるわけではない

最初はなるべく期間を空けないようにしたい

1年、2年と空いてしまうと

忘れ去られてしまうことがある

前回のブログに戻るが

遠征する地域の選択はその辺も含めて

考えておいた方がいい場合もある


友達や親戚のいるところ

交通の便利なところ

安価な宿泊場所を確保できるところ

観光シーズンで混まないところなど

考えることは重要ではあるが

考えすぎると何も出来なくなってしまう

基本は自分が行きたいところでいい

好きなところでは

少々のことは我慢できるから



もちろん収入のこともあるので

赤字は極力避けたいが

最初はボランティア精神で行こう

お金を稼ごうなんて10年早いと

いう人もいるが、その通りかもしれない


だから遠征は行きたいところで

やりたいことをやろう

そこで友達をいっぱい作ろう

そういう考えで続けていけば

最初は赤字でも

少しづつ良くなって行くはず

それまではなんとか地元で稼いで

お金が溜まったら遠征を計画する

そんな流れで行こうじゃないか?