天気予報で今日の最高気温を確認したら、
なんと!9℃だって!
ホントに真冬なみだったんだねぇ~。寒いはずだ!
なので今、暖房とホットカーペットを使っています。
きっと今日中に旅日記をまとめられそうにないので、
何回かにわけて、直島で廻ったところをご紹介します。
《地中美術館》
バス停を降りると、広い駐車場とチケットセンターがあります。
ここでチケットの購入と、
係員から美術館の鑑賞に関する説明を受け、
そこから3分ほど坂を登ると、美術館の入り口です。
建物自体が展示物であり、美術作品であるので、
敷地内の写真撮影は全てNG。
なのに、エントランスで写真を撮っている馬鹿者がいたけど。。。
コンクリートの壁を伝っていくと、四角い空間が横に現れる。
緑の?アレは何だろう?木賊かな?
四角い地、一面に植わっています。
さらに進むと今度は、さっきより広い、三角形の吹き抜けの空間が。。。
見下ろすと、石がゴロゴロ。見上げれば空。
だいたい三角形の空間って珍しいよね?
三角に切り取られた空を見上げるのも、今までにない体験だ!
その空間を眺めながら、
3つの部屋に区切られた展示コーナーへと下っていく。
ここまでだけで、かなりハイな、楽しい気分、
ワクワクした気持ちになってきます。(^^)
クロード・モネの部屋
靴を脱いでスリッパに履き替える。
入るとすぐ、正面奥に、『睡蓮の池』の大きな絵が目に入る。
さらに進んで、部屋の中へ。
オフホワイトの壁、大理石のモザイクの床。
天井から自然光を取り込み、その光だけで鑑賞する。
作品保護のための湿り気。
生暖かい空気と柔らかい光が、モネの睡蓮の絵と見事に呼応している。
左右の壁、そして入り口脇の両側にも、睡蓮をテーマにした絵が飾られ、計5点。
絵の中の、青や緑、紫などの色の揺らめき。
幻想的なムードに包まれます。
ウォルター・デ・マリア室
奥行きも高さもある空間の中に、
黒い大きな球体を中央に配し、
金箔を貼った四角・三角・五角形の木製の柱三本を
何通りにも組み合わせて、
その周りを囲むように置いてあります。
天井からはやはり、自然の光が差し込む。
まるで神殿を思わせるようなモニュメント。
厳かな気持ちになります。
ジェームズ・タレル室
人工的な光と、自然の光を取り入れた作品3点からなる。
光そのものがアート。
特に、『オープン・フィールド』は、
青い霧の中を彷徨っているような浮遊感に満ちた
体感型アート作品。
初めの一歩を踏み出すには、ほんの少し勇気がいるけど、
摩訶不思議な、今まで味わったことのない体験ができますよ!
ただし、警告を無視すると、
迷い込んで出て来れなくなるかもしれません!
こういうのを言葉で綴るのは難しいです。
私の文章だと語彙も少ないし、表現力もないので、
よくわからないかと思いますが、
直島に行ったら、絶対はずすことができない場所であることは確かです!
またここには、瀬戸内海を眺めながら、飲み物や軽食を取れるカフェもあります。
私は、バナナアイスを食べましたが、とっても美味しかった~!
一息つきたいときは、ここで海を眺めるのもいいでしょう。
また、館内のトイレも是非入ってね。
ここもまたアートしてるっ!不思議空間なのだー!
特に男子トイレ。。。
入ったわけじゃないよっ!
ただ横目でチラッと見ただけ・・・。(^^;)
地中美術館はベネッセハウスのギャラリーとは違い、
展示する作品のために、または作品に合わせて、
安藤忠雄がアーティストと共同で設計したもの。
そういえば京都にも、『アサヒビール大山崎山荘美術館』という
とってもステキなところがあるのですが、
ここの新館も安藤忠雄設計。
その建物も地下を利用しており、モネの睡蓮も展示してあります。
洋館やお庭などもよく手入れされていて、
高台にあるので眺めもよいのですが、
関西系?のオバちゃん達がワンサカ来るので、とってもウルサイ!
関西を愛する?者としては、そのパワーも魅力のひとつなんだけど、
もう少し場所をわきまえてくれぇ~!と叫びたい!
あっ、話しが横道に逸れました。。。
季節や天候、時間などによっても様々に表情を変えていく。
それによりまた感じ方も違ってくるんだろうな。
建物と作品、そして自然が一体となった、
見るものすべてがアート。
永遠の万華鏡のような、
そんな、美術館です。
何年後かに来たら、もっと自然に覆われてるんじゃないかなぁ?
難解そうだなと、何となく敬遠してきた現代アートですが、
身近に感じることができ、
今度はそんな展覧会にも足を運んでみようと思ってマス。