「今月の一冊」って前回書いたっきり、あたしの読書ブログは

何ヶ月も止まってたんだけど苦笑



ちゃんと、本は読んでます本



海外ドラマを見るのにも忙しいけど、

やっぱり読書も大好きです音譜



最近読んだ本で良かったのが、


伊坂幸太郎さんの「オーデュボンの祈り」です。


オーデュボンの祈り (新潮文庫)/伊坂 幸太郎
¥660
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伊坂幸太郎さんの本が、

「本屋大賞」だかなんだかで、

すごく取り上げられて注目されてて、

いっぱい積み上げられてたので、

気になって、読んでみました。



花あらすじ花

コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。

江戸以来外界から遮断されている“荻島”には、

妙な人間ばかりが住んでいた。

嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、

人語を操り「未来が見える」カカシ。次の日カカシが殺される。

無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。

未来を見通せるはずのカカシは、

なぜ自分の死を阻止出来なかったのか?


新潮文庫より





結構、文章自体は淡々としてるのよね。

ちょっと暗い感じ。

そんな淡々とした中で、とんでもない設定でとんでもない

出来事が起きていく。



始めは、どういうジャンルの物語かさえも

わからない。



現実とファンタジーの世界をグルグルさまよってる感じ。

それが、どんどん引き込まれていく要素のひとつかも。

今までにない独特な世界観やなーって思いました。



ミステリーとファンタジーと人間ドラマが

一冊で全部味わえるような、そんな作品でした。



この人の作品を読むのは、「アヒルと鴨のコインロッカー」以来

2冊目。



伊坂さんの描く、シュールな世界に通じるものは

あったけど、いろんな意味で、

「オーデュボン」の方が衝撃が大きかったような気がします。



次は「重力ピエロ」辺りを読んでみたいなーと思います。