ここ1年くらい小説を書き終えてから

このブログの更新をしていなかったのですがあせる

ある方がご自身のブログに、私の小説をご紹介していたいたのをきっかけに

たくさん読者が増えて、メッセージをいただきましたmerumeru


素人の私が妄想だけで書いたつたない小説ですが

少しでもたのしんでいただけたみたいで

メッセージをいただき、本当にありがとうございますニコちゃんハート


しばらく仕事と家事と育児で、忙しく小説を書く手は止まったままでしたが、

またコツコツ書いてみようかなぁと思っています音譜


結構、小説を書くことというのは時間と気力がいるもので

短編ならはやくかけてしまえるのですが、

どうしても私が書きたかったのは

リアルな超新星と、素人の主人公がある日出会って恋をした物語がよかったんですバラ


いつなるかお約束はできませんが、

もし次の作品が完成したときには、よかったらまたご覧になってくださいねキラキラ


本当にありがとうございます花



いよいよ、ユナクんが旅立ちました!!!

2011年10月25日が、過ぎました。


初めてユナクんを見かけてから10年が経ったから

1年8ヶ月なんてどうってこともないと思ってたけど

次々上がってくる写真を見ると、思いのほか私の心はやられていて

涙がこぼれ落ちました。


私の住んでいる街は、彼の入隊時間に近づくにつれ

涙のような雨が降ってきました。

入隊すると、その曇り空と雨はどこかに消え青空が見えてきました。


そんな青空を見上げて、いってらっしゃいと呟いた今日のことを

私は前から覚悟していたんだけれど・・・・・・・・。



ユナク…いってらっしゃい。

やっぱり君は行ってしまうんだね。


ずっと、ずっと待ってるから!!!

見送り行けなくてごめんね。

でも、何かある度に空を見上げます。


さよならじゃない…でしょ?




P.S. 小説を待ってくださっている読者の皆様

あれから次の作品を書く私の手は

ユナクんの入隊の知らせを聞いてから止まってしまっています。

作品をすぐにお見せする予定でしたが、本当にごめんなさい。

心が言うこときかなくて…。

いつか、書けるようになったら書きます。

いつになるか分かりませんが、またお会い出来るその日まで

どうか皆さんもお元気で!!!

さよならじゃない…でしょ?笑笑


                  you♥より

                    2011.10.26 1:46

さて、昨日ついにユナクの入隊報告がありましたね。


朝のニュース、新聞、そしてYahooにも
ユナクの入隊についていろいろニュースになったみたいです。



私がユナクを初めてみたのは、今から10年前です。


愛知大学に通ってた私は大学院に進学するか迷っていて、
大学院試験の1次をパスして、そのまま2次を受験するか
迷うためにかなり図書館にこもっていました。


大学の図書館には、地下倉庫みたいなところがあって
勉強するための机が30くらい並んでいます。

そのうちの1つに私は朝から陣取って、好きな本を読んで
滅入る気持ちを紛らわせていました。


そんな時、ふと隣に座ったのが『ユナク』です。

彼のことは、韓国人でかっこよくてちょっとした有名人
ということしか、その当時の私は知りませんでした。


だから隣に座っても、私にとって特別なことじゃなかった。
私が落とした消しゴムを拾ってくれたのが彼でした。


彼は新入生の1人。
あぁ、切れ長の目がかっこいいなぁ程度の第一印象。

「ありがとう」と「いいえ」の会話だけでその場はおしまい。



そして月日が流れ、私は大学院に進むことなく

やりたかった仕事に着き、順風満帆な人生のはずでした。

大学から付き合っていた彼は公認会計士になり
私も社会人2年目の時。



―私の弟が交通事故に遭いました。


それを機に、付き合っていた彼は離れていきました。
植物人間になると宣告されたから、仕方なかった。



弟は奇跡的に回復し、ろれつが回りにくいだけで
後遺症がなく、回復しました。



そんな、弟が事故に遭って絶望していた時に、
私は超新星に出会いました。

私が初めて出会ったのは

弟に会いに行くための新幹線のホームで
友達に貸してもらったウォークマンに入っていた曲。
「キミだけをずっと」です。


顔も名前も知らない歌手だけど、その曲は私の心に染み入ってきて

その場で泣き崩れたのを今でも思い出します。



それから彼らのことを調べてみると、
そこには私の知ってる顔が…。


そう・・・・『ユナク』です。



日本デビューしたばかりの冬に

私は彼らの音楽と初めて出会いました。


それからずっと応援しています。
彼らの音楽は私にとって空気みたいに

当たり前に存在するものでした。

弟の事故のせいでMilkywayに入るのは
だいぶ遅くなったけれど、ずっと見守ってきたことは事実です。



そして今はグァンスペンだけれど、
もちろんユナクのことも大好き。

あの日、あの場所で初めて言葉を交わした彼のことは
ぼんやりですが、未だに覚えています。



私のような、デビューからのペンも
最近彼らのことを愛してくれたペンも
どっちだって、彼らからすれば大事なペン。


長いとか、深いとかそんなことじゃなくて
私が思うに、入隊しても彼らのことを待っていられる
情熱を持っている人が、真のペンだと思っています。



確かに待っている間は、本当に切ないけれど
彼らは生まれた時から、小さいころから
いつか来る、この日のために覚悟をしてきたはず。
私たち日本人にとって、やっぱり衝撃的なことだけれど
彼らは準備してきたはず。



だから、笑顔で見送ってあげよう。

…そう、思わない?





ただキミだけのために
ただキミさえいてくれればいいのに
I can fly いつか迫りくるこの日のために
Tell me why don't you cry?
ヌガモレド(誰が何と言ったって)
ボクはいつだってMy way




私が1番好きな超新星の曲です。




どうか、泣かないで。

この日記を読んで、少しでも泣きやんで。

大丈夫、必ず彼はかえってくるよ。



誰が何と言ったって、彼らのこと大好きでしょう?











最後まで私の小説をよんでいただき、ありがとうございました。


このお話は、私がデビューから彼らのことを応援していて

ふと浮かんだ架空の小説ですが

書いているうちに、どんどん

私の中に、『彼らの理想像』があることに気がつきました。


ユナクの役がまさにその例です。

あの役は、彼にしか出来なかったと思います。

寡黙で冷静、そんな彼はここぞという時に

自分の気持ちを押し殺してしまう傾向にあると感じたからです。


そしてグァンス…彼は一見向う見ずの情熱家のような印象だけれど

本当の彼は外見とはうらはらに、慎重な人間だと感じたからです。


お話はハッピーエンドで終わりましたが、

実際の彼らはどうなんでしょうね?


実名を用いて、このような小説を作ること自体、

私のエゴなのかもしれません。


ただ、私が知ってる彼らは、この小説に出てくるように

勇敢な…凛としたまっすぐな人間だと私は信じています。


そしてこれからだって!!!!!!



お話を書いていて、次々にエピソードが私の頭に浮かびましたが、

それを文字で…

しかも情景が浮かんでくるように表現することは

思いのほか大変な作業でした。


素人の私が初めて書いた長編小説ですが、

表現方法に偏りがあることが

今となっては悔やまれます。

ただ、もう一度同じお話を書けと言われても、無理です(笑)




さて、次のお話ですが…

ゴニルやソンジェをメインとしたお話を書こうと考えています。


超新星のファンなら誰もが憧れるような物語を

また次の作品でも皆さまにお見せすることが

出来たらいいなぁと思っています。


まだ構想が浮かび上がっていないので、書き始めてもいませんが

しばらく充電したらまた書くと思います。


テーマはやはり『愛』です。

この物語の設定は、ユナクが入隊している間の

お話を書きたいと思っています。


そして、1番最後の最終章では

ユナクの帰還後のお話で締めくくりたいと考えています。



まだまだ気が遠くなる作業が続きますが、

グァンまりますので、どうか長い目で見守ってください!!!




それでは、また会う日まで…さようなら!!!



                   作者 you♥より

あれから4カ月後―



入隊宣言と、婚約宣言を終えた私たちの時間は

止まることなく進んでいた。


記者のスキャンダルを逆手にとって、堂々とファンのみんなの前で

すべてを報告した彼らは、前よりもずっと強くなっていた。


It's brave…そう、凛としていた。


『…もう、何もおそれるものなんてなかった。』



私はまた彼らのマネージャーをすることになり、

毎日彼らのそばにいる。


そして私たちはというと、

時間が許す限り、私の両親に会い

結婚を許してもらうために
何度も何度も頭をさげた。

年下の韓国人の彼との結婚を、両親が許してくれる決め手になったのは

彼の真剣な私への気持ちを工藤社長からも聞いていたからだそうだ。

私に内緒で、社長は何度も私たちのために、両親に会いに名古屋まで来てくれたと後から聞かされた。



式はしばらく挙げないけれど、

私とグァンスは一緒に暮らし始めることにした。


東京の事務所近くの、あのアパートで。


芸能人が住むには小さくて庶民的かもしれないが

韓国暮らしが多い私たちにとって

思い出のあるあの2DKのアパートは、2人の新居に十分だった。


今までと違うのは

彼の荷物が私のアパートにあることだけ…。



式は、ユナクが戻ってきた春…グァンスの誕生日に挙げることにした。






12月20日 クリスマスの目前―


私たちはユナクを見送るために、韓国のある訓練所の前にいる。



ファンたちの前に現れたユナクは、すっきりした頭を

恥ずかしそうに見せてくれた。


でも、穏やかなままの表情で

ファンからの言葉を全て受け止めていた。


涙を流して、彼はファンたちに別れを告げると

私たちのいるテントへやってきた。




駆け寄るメンバー。最後の挨拶だ。


ジヒョクは嗚咽のまま、ユナクに抱きついて離れなかった。

ユナクはそんなジヒョクの腕を優しく撫でていた。


ソンモが敬礼をして、言う。

「いってらっしゃい、ヒョン!!」

ユナクは微笑んでうなずいた。


そしてゴニル。

彼は泣いたまま、握手をヒョンに求めた。

ユナクが手を握ると、彼らは強く握り直した。


ソンジェは、黙ったままユナクと抱き合った。

ソンジェのまなざしだけで彼らは通じあっていた。

…そしてグァンス。

彼は、ユナクと韓国式のゆびきりをした。

まっすぐ彼をみつめて、たったひと言呟いた。


「待ってる!!」



うなずいたユナクは、ここにきて初めて口を開いた。


「リーダー、ボクがいない間…留守を頼んだよ。」


うなずくグァンス。一筋の涙が頬を伝ったまま、彼らは笑った。




そして…

ユナクは私のもとへ来ると、私を抱きしめた。

強く…強く…。


みんなが微笑んだまま、私たちのことを見つめていた。


抱きしめたままのユナクが言った。


「ユミ……行ってくるよ。

超新星を頼んだよ。

ボクが戻ってくるまで、

どんな時も

何があっても

いつもグァンスの隣で、彼を支え続けてあげて!!!…いいね?」



私は彼の腕の中で、大きくうなずいてみせた。
そして彼は私から体を離すと、握手を求めてきた。



私はそんなユナクに最後のエールをおくる。



私の運命の相手はグァンスだった。

今は、最愛の友として…あなたにこの言葉を贈ろう…。



「ユナク…いってらっしゃい。ずっと、みんなで待ってる。」



それ以上のことが言えなかった。

だけど、それ以上のことは言えなかった。



最後のエールを聞いたユナクは、

あの、切れ長の目を細めて…

出会ったころと同じ微笑みのままうなずいた。



彼は軍帽をかぶり、敬礼をすると

私たちに振り返ることなく旅立っていった。







雪が降りそうな冬の夕暮れ…私たちの物語は幕を閉じた。




           第一章 『My Destiny』 ― fin ―

沸き起こる大きな拍手…。


ボクたちがファンのみんなへ視線を戻すと、

そこにいたボクたちの大事なファンのみんなは

みんな笑顔でボクたちに拍手をしてくれていた。




「・・・・・・・・・・・・!!!」



抱き合うゴニルとジヒョク。


ハイタッチのユナクヒョンとソンジェ。


そして隣のソンモはボクの肩を強く抱きしめて笑った。




ボクは…

ボクは…

こらえていた涙が熱くて、胸の奥も熱くて

ただ、ただ何度もありがとうと呟いた。





ユナクヒョンが、立ちすくむボクの代わりに話を続けた。



「みなさん、本当にありがとうございます。」


もう一度頭を下げるボクたち。



「みなさんに、ボクたちが入隊する時も

結婚する時も1番に報告したいと思いました。」

ユナクヒョンの真剣なまなざし。



「噂とかスキャンダルで報告するかたちではなく…。」

とうなずくゴニル。



「ボクたちのことを1番理解してくれるミルキーウェイに。」

ソンモのひと言ひと言をかみしめていう姿。



「ボクたちのことを1番愛してくれるミルキーウェイに。」

泣いたまま笑って言うジヒョク。



「ボクたちの最愛の家族…ミルキーウェイに…。」

ソンジェは震える声のまま微笑んだ。




そしてボクは真心をこめて話した。


「ミルキーウェイのみなさん…愛しています。

心から、感謝しています。

ありがとうございます!!!」




そして博☆2は無事、終了した。



控室に戻ると、そこにはユミがボクたちを待っていてくれた。



「ユミ!!!!!!」



ボクが駆け寄り、愛する人を抱きしめた時


ボクたちのことを祝福するメンバーやスタッフも拍手を贈ってくれた。


ユミは涙を流したまま、ボクに抱かれたままだった。





ボクたちはやっと1つになったんだ。






ここにいれば ずっと もっと きっと

幸せになれるんじゃない?

言葉じゃない 気持ちで分かりあえたら…


この場所にも もっと陽があたる

さぁ 手を取り合って 心ひとつにして

今をそう 時をそう 楽しもう

生きていこう… 


離さないで 隣にいたいからずっと

心にいつも映るのは あなただけだからさ


素直な言葉出なくて いつも困らせた

あなたとなら 苦しみも いつも

分かち合い来れたね?


ありがとう あなたがいる 幸せなeveryday

信じてる 何があっても 乗り越えられるよ


キミだけを 想っている 幸せなeveryday

どんな時も あなたといれば 笑顔になれるよ


愛してる 2人でなら 乗り越えられるよ…

心の中 見つめ合えば 

分かるよ お互いのすべて


『この絆はたやすくちぎれない』



ファンとの絆も…

メンバーとの絆も…

そしてユミとの絆も…



もう泣いていないのは、ボクとソンモだけだった。


ボクは涙もろい方じゃないのもあったけれど、

ちゃんと自分の口で、きちんとファンに報告するまでは

泣かないと決めていた。


泣いているファンたちが、ボクへ視線を向けた。


その姿をみて、ボクたちはみんな心が痛かったけれど

彼女たちならきっと分かってくれると思ったんだ。


「ボクから報告があります。」


静まり帰る会場。

記者たちがたくフラッシュの音だけが会場に鳴り響いた。


マイクを持つ手が…震えた。



「ボクは婚約しました。」



その瞬間、ボクは目を閉じて、どんなファンたちの反応も受け止める覚悟が出来ていた。



この前のように…

誹謗中傷の声も

落胆の声も

すべて受け止めるつもりでいた。


だけど、彼女たちは静かなままだった。

その表情から、彼女たちが何を望んでいるのかが伝わってきた。


ボクはまた目を開いて、全てを告白した。


「ボクは日本人のある女性と出会い、恋に落ちました。

彼女はどんな時もボクを支え続けてくれた人です。

ボクは彼女とこれから先、どんな時も一緒にいたいです。

…ボクは彼女を心から愛しています。


…どうか、どうかボクたちの婚約を認めてください!!!!!!」



ボクが頭を下げると、メンバー全員が同じように頭を下げてくれた。


『お前は一人じゃない。ボクたちがついてるよ!!!』

そんな力強いエールに

ボクは泣かないと決めていた涙が

こぼれ落ちそうになってきて、必死にそれを止めた。







頭を下げたままのボクたちに



ファンは拍手をしてくれた。



次の瞬間…





会場全体から「おめでとう」という歓声が沸き起こった。





私は工藤社長から何も詳しいことは聞かされていないまま

博☆2の会場に、一人たたずんでいた。


昨日の夜、社長からもらった電話で彼は言った。


「ユミさん、最後のボクからのお願いです。

彼らのファンへの大切な報告を

あなたにも一緒にきいてほしい。

きっと彼らもそう願っているから…。」


これだけ言うと、社長の電話が切れた。


私は社長の真意が分からなくて

彼らに何が起こっているのか、またこれから

何が起ころうとしているのかがわからなくて

不安でいっぱいだった。

けれど私には迷いがなかった。


直感だった。

博で、何かが大きく変わる気がして…。



私の震える手が他の人に分からないよう、

こぶしを作ってごまかしていた私は

関係者席の中の1つ、1番後ろの席に座っている。

会場全体を見渡せる場所だ。



―開演時間を3分過ぎた頃だった。―


私の前には、うちわやペンライトを手にしたファンたちが

そのステージを今や遅しと待ちわびている。


しばらくすると、音響が鳴り響き

ファンたちの歓声が起きた後、しばらくの静寂が会場を包み込む。



彼らがステージに舞い降りた時、

私はしばらく聴いていなかった自分の胸の高鳴りを感じた。



彼らのいつものポーズ、

ユナクやゴニルが中心となって話す姿

笑顔のままのジヒョク

優しい微笑みを浮かべるソンジェ

ファンの1人1人に目を合わせて立つソンモ

そして…目を閉じてうなずくグァンスの姿を見た時…

彼らの久々の笑顔を見た時…

私は他のファンと同様、彼らから視線をはずせずにいた。



1時間後―

彼らの重大発表の時間がやってきた。


ファンもいつもと違う超新星の表情をみて

にわかに緊張し始めたのが分かった。

私はというと…

震えよりも、何が起こるのか分からない緊張で

心臓が痛かった。


ユナクが初めに口を開いた。


次の瞬間、彼は入隊することをファンに報告した。


しばらくファンたちの悲鳴に近い歓声が会場全体に響いた。


その姿を黙ったままみつめるメンバーたち。

…ただ、彼らの表情は、すごく穏やかだった。


ユナクは入隊する理由と、入隊する決意

そして自分の誕生日のある12月から

5週間の訓練を経たのち、

公益勤務要員として入隊することを明かした。


具体的な配属先をこの段階で話すのは、

もう兵務庁からの入隊決定が降りているからだろう。


ユナク以外のメンバーが驚いていた。

彼はメンバーの顔を見て付けくわえた。


「あぁ、もう入隊審査も受けました。

ずっと延長してもらっていたし

いつかは必ずいかなければならないからね。」

涙ぐむファンたちに、平然を装っているのが伝わってきた。


涙もろいユナクは一生懸命、泣かないよう明るくふるまった。


「こんな話をファンの皆さんにするべきか

ボクたちはずっと長い間、悩んでいました。」

ユナクはそこまで言うと、

やはりこらえきれない涙が頬を伝ってきた。


代わりに話出すのはソンモだった。

「みなさん、泣かないでください。

ボクたちの誰かが入隊しても何も変わらない。

ボクたちはボクたちです。」


そして泣きながらソンジェがまっすぐ前を見つめて言った。

「みなさんにもう一つ、お話したいことがあります。」



泣いていないグァンスとソンモが目を合わせうなずいた。

彼らは、残りの報告を続けた。




今日は8月13日 いよいよ博☆2の当日だ。


久々に足を運んだ横浜パシフィコの舞台裏の控室では

メンバーは全員黙ったまま、ヘアメイクをしてもらっている。


誰も何も言わない。

その張り詰めた空間で、メンバーは全員胸がいっぱいだった。



去年の博の時は

前日に書いた手紙をミルキーウェイのみんなの前で読んで

ここまでこれた事に対して、感謝でいっぱいの気持ちを

少しはみんなに伝えられたかな?

と、胸をなでおろしたことを思い出した。



『今日は、ファンのみんなにとってどういう1日になるだろう?』


去年のように、

ちゃんと笑って帰ってくれるだろうか?

それとも、

泣いて帰ってしまうだろうか?



ユナクヒョンが入隊宣言をすることで、

ファンはどういう顔をみせるだろう?



ボクたちは毎日練習やリハをしていても、

ファンの顔ばかりが浮かんでくる。



開演30分前―



人払いをした工藤社長がボクたちの控室に入ってきた。

そのただならぬ雰囲気に、ボクたちに緊張が走る。


控室には、ボクたち6人と社長だけ。


やがて社長は口を開いた。


「いいか、よく聞くんだ。

今日は大事なステージだ。

超新星の未来をファンの前で報告する。

ファンがどういう答えを見せるか、それは…

今までのお前たちの姿勢にかかっているとボクは思っている。」


黙ったまま、社長を見つめるボクたちがうなずいた。

社長は変わらない口調で、ボクたちに言う。



「ファンの答えをみて、お前たちがいいと思ったら

ちゃんと報告したらどうだ?」



社長が何を言っているのか

にわかに理解出来た時、ボクたちは顔を見合わせた。


「それって、社長?」

ゴニルが驚いた顔のまま社長に聞く。


「もしかして…?」

ジヒョクがゴニルと顔を見合わせて呟いた。


「グァンスとユミのことですか?」

ユナクヒョンが社長に聞く。


ソンジェがグァンスの肩を強く抱いて、グァンスに視線を向けた。

グァンスはまだ信じられない表情のまま固まっていた。



「そうだ。ファンがお前たちのことを心から応援しているなら

きっとどんな報告をしても拍手で認めてくれるはずだ。」



うなずくメンバー。



「だから、ファンにちゃんと認めてもらうんだ。

いつか、お前たち…言ったじゃないか?

ファンに入隊する時も、結婚する時も…

大事な時にはファンに自分たちの口から報告したいって。」



ユナクヒョンはみんなの目を見つめたあと、

視線を社長に向けた言った。


「はい。言いました。

スキャンダルや噂でファンに報告する形ではなくて

ちゃんとファン1人1人の目をみて、報告したいと。」


社長は深呼吸をひとつして言った。



「ボクはお前たちのことを、心の底から信頼している。

お前たちなら大丈夫。

そのお前たちのファンならきっと大丈夫だ。

だから、ファンにちゃんと報告をして許しをもらってこい!!!」



叫び、喜ぶボクたち。

その歓声の中、社長は最後にグァンスと視線を合わせて微笑んだ後、部屋から出ていった。



社長からボクたちへの、最後の宿題。



―超新星の未来

 …そしてグァンスとユミヌナの未来が

 ボクたちのファンに委ねられた時だった。―




グァンスにあてた手紙が、少しは彼の役に立てただろうか?



私は誰からも何も聞かされてなくて、

彼に贈った手紙が、きちんと彼の心に響いたか、少し不安になっていた。




そんな日に、グァンスが数日ぶりにツイッタ―で呟いた。




『I'm back』




たったそれだけの彼の呟きで、私は安心した。


彼に贈られるファンからのメッセージを私も全部読んだ。

彼は、超新星のグァンスだから…。



彼に贈った手紙はたった3行。



私は何も変わらない。

私は何もおそれない。

あなたが苦しむ理由はなに?



いろんな意味を込めて

いろんな解釈が出来るように


…でも、伝えたい言葉は全部詰めこんだ。



―ちゃんと、私の気持ちがあなたに届きますように。―



『私はあなたを永遠に愛しています。』






それからの彼は、私が出会ったころのような彼に戻ったそうだ。


社長を通じて、ユナクたちが伝えてきてくれた。


いつ、どこでどんな取材をして

どんなイベントに参加して

どんな話をしたとか

何を食べて美味しかったとか

今度のライブで新曲を歌うこととか…



今まで彼が電話やメールで私にしてくれたように

社長から毎日のように届く

彼らからのメールは

私を笑顔にしてくれた。



離れていたって

心は一緒だって

みんながそう応援してくれるのが

たまらなくうれしかった。



そして、

いつもメールの最後には同じフレーズ。


『more than yesterday,more than anyone!!!』



この言葉を胸に

今は会えなくても、いつか会える日々を夢見て

私は毎晩眠りについた。




どうか、夢の中だけでも彼に会えますように…。