こんにちは。
熱血テニススクールの
(福岡・那珂川・春日・大野城・太宰府)
森慶大です。
僕は社会人になりたての頃
鬱になる直前くらいまでいきました。
よく言うじゃないですか。
社会人になって1年目に心が折れて
辞めてしまうパターン。
まさにあれです。
それで大学時代にお世話になった
テニススクールに戻って社員として働きます。
しかし
それもやっぱり駄目でした。
正社員として働くのは無理だと諦めて
自分で稼いで生きていくことを決意します。
こんな人生を生きる中で
「教育とはどうあるべきか？」
「こどもの時に何を学ぶべきなのか？」
ということをずっと考えてきました。
どんな生き方をするにしても
大事だと思うのは
自分でお金を稼いで
生きていけること
自分で稼ぐというのは
自営業をするという意味ではないですよ。
ちゃんと働いてお金を稼げること
という意味です。
自分でお金を稼いで
生きていける大人になるために
必要なことは何なのか？
自分の性格・個性・特性を理解し
自分に合う生き方を選択する力
だと考えています。
どういうことかというと
お金の稼ぎ方って大きく2つあると思います。
1つは目は
会社に所属してサラリーマンとして
お給料をもらう
2つ目は
自分で事業を起こしてお金を稼ぐ
この2つはお金の稼ぎ方がまるで違います。
サラリーマンとして成功しても
事業家として成功するとは限りません。
逆もしかりです。
僕の場合は先ほど書いた通りです。
成功しているというほど稼いではいませんが
生きていくには問題ないです。
何が言いたいかというと
サラリーマンに向いている人もいるし
僕のように自分でやる方が向いている人もいる。
向いている方で生きた方が
苦しまずに楽しく生きられると思います。
昔は終身雇用がありました。
どこかの会社に所属して
定年まで勤めあげることが
多くの人の生き方でした。
でもそのモデルが崩れてきている。
中には新卒で就職した会社に
定年まで勤める人もいるかもしれません。
でもそんな人はどんどん減っていくと思われます。
スキルアップして転職していく人もいれば
会社に所属しながら副業する人
色々な会社とプロジェクトごとに契約する人
ベーシックインカムが導入されるという話もあります。
今後は生き方が多様化していくと思います。
そんな中でちゃんと飯を食っていくには
自分はどんな生き方がしたいのか？
どこに住みたいのか？
どんなライフスタイルがいいのか？
得意なことは何なのか？
こういうことを自分で決めて
生きていかないといけないと思うのです。
このように
自分でどうすればいいか考えて実行し
起きたことは自分で責任を取る
こういうのを主体性と言いますね。
そう、これからの世の中で生きていくには
主体性がより大事だと思うのです。
この主体性。
スポーツで身に付けられるんです。
ただし
スポーツをすればいいというわけではありません。
また
スポーツがうまい人がみんな
主体性を身に付けているわけではないんです。
逆に
そんなにうまくなくても
主体性を身に付けている子もいます。
主体性が身につくかどうかは
大人の接し方で決まると思っています。
大人というのは指導者や親ですね。
簡単に言うと
強制させてはいけない、のです。
とはいえ
強制させることなしにこどもと接することは無理でしょう。
ダメなことは強制してでも止めないといけません。
大事なことは
①やる気を高める接し方を同時に行うこと
②考えさせる時間を作ること
の2つです。
①やる気を高める接し方
指導者として僕が心掛けているのは
その競技を好きになるような
もっとやりたくなるような
指導をすることです。
もう少し具体化すると
・「うまくできた！」
「ラリーが続いた！」と実感できる指導をすること
・できた時・頑張った時に褒めること
・長所を伸ばすよう指導すること
・ふざけている時は叱ること
・勝負の練習をちょこちょこ入れる
という感じです。
親御さんも含めて
僕があまりよくないと思っているのは
①型にはめる指導
②大人の意見を押し付けること
(大人のエゴでこどもに接すること)
です。
①はこども達の個性に関わらず
1つのプレーにはめ込もうとするやり方です。
これでもうまくなると思いますが
僕は限界が来ると思っています。
最も問題だと思っているのは
主体性が育たないことです。
型にはめるということは
指導者の意見を押し付けることと
ほぼ同意です。
こども達は自分で考えるということを
だんだんしなくなってしまいます。
その結果
プレーはうまいけど主体性がない
自分で考えることができない
試行錯誤ができない
という選手になってしまう可能性があります。
②については
親御さんの行動に対して
これはやめた方がいいんじゃないかな
ということがあるのでそれを書きます。
こども達が試合に出始めると
保護者の方々は見に行きますよね。
それでつい熱くなって試合後に
「あそこで何であんなプレーをしたんだ！」
「あそこでミスしたから負けたんだ！」
「負けた罰に〇〇しなさい！」
というようにこどもを叱る人がいます。
これは絶対にやめた方がいいです。
これはプレーのことを叱っている場合です。
プレー中の態度などの道徳・倫理的なものは
除きます。
熱くなってしまう気持ちは
よく分かります。
つい言ってしまいたくもなるでしょう。
でも
こども達の気持ちを考えてみて下さい。
「一生懸命頑張ったのに
何で叱られないといけないんだ・・・」
ミスしたくてミスする子なんかいないんですよ。
それを叱られてしまったら
やる気がなくなってしまいます。
自分で反省することもしなくなってしまいます。
叱ったらこどもが
良くなるような気がするかもしれませんが
実際は逆です。
こどもは悔しがっていますから
放っておいても勝手に改善していきます。
ただ
これには時間が必要です。
大人が思うように変化することはあまりなく
じわじわと変化していきます。
温かく見守ってあげて下さい。
スポーツにおいてこども達のプレーを叱るパターンは
親のエゴを押し付けている場合が多いです。
★あんなミスをするなんてあり得ない
★あんな負け方をするなんて悔しい
★格下に負けるなんてあり得ない
★いつも勝っている相手に負けるなんて
あり得ない
この気持ちを子供にぶつけているだけ
のことが多い気がします。
僕はこれはやめた方がいいと思います。
あくまで僕個人の意見なので悪しからず。
そして
②考えさせる時間を作る
主体性の反対は受動性です。
誰かが答えを教えてくれる
誰かがうまくしてくれる
言われたことしかしない
こんな感じです。
この状況をまず打破することが
主体性を身に付ける第1歩です。
それが
試行錯誤する癖をつけること
です。
コーチから教わるだけでなく
自分でも色々試行錯誤することを
教えています。
レッスンの色々な場面で
試行錯誤することを教えていますが
最も分かりやすいのは
テニスノート
です。
練習後に反省を書きます。
書く内容は
★何のために練習をするのか？
★目標
★うまくなったこと
★うまくなるために必要なこと
★学んだこと
です。
次回レッスンの時に見せてもらいます。
そしてレッスンの合間に
前回の反省が生かされているかどうかを
確認します。
これを癖にすることで
こども達に試行錯誤する力が付きます。
実は、これは後に
思考力を身に付ける訓練にもなります。
★今自分が最も取り組むべき課題は何か
★この練習は何のためにやっているのか
★この練習に対してどれくらい集中できたか
中学生～高校生くらいになったら
これくらいのことを考えられるように
なってほしいと思っています。
これを実現するのがテニスノートです。
実はこのテニスノートですが
強制していません。
うまくなりたい人は
書いた方がいいよ！
とだけ伝えています。
なぜなら強制させても
あまり意味がないと思うからです。
目的は試行錯誤する力をつけること。
強制させても何となく書くだけで
考えようとはしないでしょう。
だから強制しない。
面白いのが
テニスノートを書こうとするのは
やる気が高い子だけ
なんです。
やる気が高い子ほど
主体的に行動する
という傾向があるということです。
これはイメージしやすいですね。
主体性を身に付けて欲しかったら
まずはやる気を高めることですね
テニスノートを書かない子達は
もう少しで書くようになると思います。
その子達のやる気を底上げしていかなきゃ
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
今回の記事についてのご質問や
こんな内容について取り上げてほしいことがあれば是非コメントくださいね。
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