中学生が読めるくらい平易に書かれているけれど、とても良い本でした。
大人でも、人間関係に悩みがちな人は読んでみるといいんじゃないかと思います。
筆者の主張は、”自分以外は全員他人”であるというごくごく当たり前の事実から、自分のことを100%わかってもらえるわけはないし、わかってもらおうとすべきでない、ということです。他人に認められようとするから、認められないと辛いし、なんで?と他責的になる。負のループでしかない。
人との距離感って、すごく大事。
気の合わない人とは「離れる」のが吉。
親しい中でも「わきまえる」ことが必要。
小学校の先生にもぜひ読んでいただきたい。
筆者は「『子どもたちが誰でも友だちになれて、誰でも仲良くなれる」ということを前提としたクラス運営・学校経営は、やはり考え直したほうがいいのでないでしょうか」と書いています。ブラボー!! 本当にそう思います。
そりの合わない子だっているし、距離感近すぎて困る子もいる。
そういうときは「『親しさか、敵対か』の二者択一ではなく、態度保留という真ん中の道を選ぶ」のを、すっとうまくやってのける。それを、先生は認めてあげてほしいです。
この本では、親子関係についても触れています。
”自分以外は他人”なのだけど、親子は他人と割り切れない思いを持ちすぎてしまう傾向があるようです。だからといって、すぐに手を放していいわけではなく、ロケットの燃料タンクのように段階的に手を放していかなくてはいけない。一気に離しすぎても、なかなか離れなくても、苦労するのは子どもであることを、親は肝に銘じなくてはいけないな、と思いました。
