10年前の話。
支社長が「もつ鍋」をご馳走してくれるというので
ボリックと私の３人で会社の近くのもつ鍋屋さんに行った。
支社長は、九州支社で一番偉い人なのだが、
1998年に私が本社勤務になった際に同じフロアにいて
私が当時の上司に振り回されていたのをよく覚えてくれており、
よく声をかけて頂いている。
この日のテーマは
「交際費を使え！」という指示であった。
我々は交際費を使えるような立場では無いため、
そういう機会があれば遠慮なく使いなさいということであった。
帰り、支社長はタクシーで帰ると言うのだが、
まだ終電までは時間があったので、私は電車で帰ると言うと
「1回タクシーで家まで帰って、いくらぐらいかかるのか調べておけ」
と申され、無理やりタクシーに引き込まれた。
そのタクシーの中で支社長に聞いた話。
支社長が宇都宮支店長だったころ、上野（もちろん東京の）で飲んでいたら
終電が無くなった。
朝まで時間をつぶそうかと思ったが、次の朝、用事があったことを思い出し、
思い切ってタクシーで帰った。
気になる料金は、
65,000円。
この日のタクシー代は、天神～姪浜 2,500円
安いもんだ。
（でも地下鉄の10倍）
この他にもうちの会社で
宮崎→熊本までタクシーを使った人も知っている。
今、管理職になり交際費を使える立場になったが、
あの頃にはなかったであろうコンプライアンスだとか
内部統制だとかにしばられ、使ったことがない。