今日は会社の話。
今の部署に異動になった時、同時に新入社員の女の子(A子)も一緒に配属された。
当時彼女は20歳だった。
きゃぴきゃぴした感じであったが、仕事はそこそこできる子で、
パニくると大騒ぎするタイプであった。

ある日、A子は何かの申請書を次長に送信した。
うちの会社では電子決裁システムを導入していて、パソコンで申請内容を記入して、
申請ボタンを押すと上司に回覧され、上司が「承認」「否認」するようになっている。

A子は申請した後、誤りに気が付いたのであろう。
大慌てで次長のところに走って行き、
事務フロア全てに聞こえるくらいの声で
「三島次長、ひにんして下さい。ひにん、ひにんです」
と叫んだ。

「三島次長、避妊して下さい。避妊、避妊・・・」
私の頭の中で「避妊」の文字が回る。

次長は、「避妊したらええんか、避妊するぞ。はい、避妊できた」と「避妊」した。

このエロおやじの中では間違いなく「避妊」に聞こえたはずである。

A子が席に戻ったあと、エロ次長は、ぼそっと
「あの子、『避妊、避妊』って恥ずかしくないんか」
と言った。

やはりそう聞こえたようだ。