勝負の年になる。
2020年上半期の牡羊座からは「応援する力。応援される力」の赤が出ています。2020年のあなたは、これまでの10年ぐらいのなかでもかなり「予測ができない年」になっていきます。
多くの人は「大体、私は今年こういうことを頑張っていくんだろうなぁ」と、そういう予測があったりするのです。
でも、
2020年の牡羊座は「いきなり勝負のチャンスがポンと目の前に投げ込まれる」ように、「開催時期が予測できないスポーツのイベント」のように、いきなりエンジンを全開にしなければいけないときがくるのです。
いきなりこんなことを言って驚いたかもしれないのですが、順を追ってあなたの2020年上半期について説明していきます。
いきなり本気モード。
いきなりなのですが、僕は牡羊座の性質ですごく好きなところがあるのです。ちょっと動物の行動で例えたいのですけど、犬や猫がボールや猫じゃらしで遊んでいるときに「ブチギレて、本気モードになる瞬間」があるじゃないですか。はじめはふざけて遊んでいたのが、いきなり本気モードになる。それが結構牡羊座の性質にもあって、はじめはそこまで熱中しなかった遊びにも、そして仕事などにも、ある瞬間から『キレましたスイッチ』が入って、「あ、もう本気です。もう引かないです。やり切ります」となっていくときがあったりするのです。だから、牡羊座の人はみんなと遊びに行ったとしても、夕方ぐらいから急に『楽しいエンジン』が入り始めるときがある(笑)。「今日はもう、全員帰さないぞ!」と言ったりもする。
ここまでのことで何が言いたいのかというと、
- ・2020年上半期は牡羊座にとって勝負の時期になってくる
- ・「勝負!」と言って緊張するのではなくて、遊びとか「楽しい」から入っていい
- ・自分の本気のブチギレスイッチを信じること
この流れが次のあなたをすごく大きくつくっていってくれる。
だから、これだけは覚えておいてほしいのです。
何かを始めようとするときに、完璧すぎる計画や悩みを持たなくていい。それよりも「面白そうだったから」とか「何となく興味を惹かれたから」という感覚を大切にしてみてほしいのです。
もうちょっとあなたの性質について説明させてください。
「手ぶらで山の前まで来ちゃった」
僕がお仕事として占いをやってきて、牡羊座のすごい人たちにも何人かお会いしたことがあるのです。それで、その人たちに共通している性質というのがあって、それは「志望動機はめちゃくちゃ」みたいなところが結構あるのです。ごめんなさい。怒らないでください。
世の中には自分が何かをやる前に徹底的に調べ上げて、「こう聞かれたら、こう答える」と受け答えのシミュレーションもちゃんとやって、勝負に臨んでいく人たちがいます。でも、牡羊座は結構「手ぶらで山の前まで来ちゃった」とか、そういう人たちなのです。そこから、奇跡を起こしていく。
手ぶらで山の前まで来たあなたは「こんな山、私が本気を出せば一瞬ですよ」と言いながら遊んでいる。そうすると「あなたこれ持っていきなさいよ」と親切な人たちからやさしくされる。「山を舐めるな」と怒られたりもする。そうやって、「誰かに何かを言ってもらっているうちに、自分にとってのチャレンジがリアルなものになる」のがあなたであり、そして、急にブチギレるのです。
「もう、遊びじゃない」
これが、本気になり、これからの自分を築いていく2020年のあなたから出る言葉になります。
「もう、遊びじゃない」
これはもう本当に嗅覚としての話なのですが、あなたは「匂い」や「感覚」の人でもあるのです。はじめは遊んでいたり、そこまで強い動機があって何かをやるわけじゃなかったりします。でも、急に「あ、ここだけは負けたくないな」という強烈な自分の負けん気が出てくる。
逆に言うと、あなたははじめに「とにかくみんなを納得させたい」と思って、他人に納得してもらうために完璧な準備をしすぎたりすると、そこからどんどんやる気がなくなっちゃったりするのです。
だから、この上半期のあなたは「遊びの途中でブチギレて本気を出す動物の映像」をたくさん見てください。それがあなたにとって2020年の師匠であり、あなたが上昇していくイメージと繋がっていくのです。
傷つきやすい面も出てくる。
これは怖がらないで聞いてもらいたいのですが、2020年上半期は、あなたにとって「傷つきやすい面」が出てきたりもします。ただ、実はその面を出していくことが大事になってくるのです。
どうしてかというと、この時期のあなたは「誰に評価されなくても続ける時間」とか、「陰の時間をやり通すこと」がとても必要になってくるのです。
牡羊座は、人生の中で「成功」に向かっていくためには「ネガティブな力」もときどき必要になってきます。
ネガティブな力とは、自分が悔しいと思ったこと、「もう少し頑張れた気がする」と感じたことに対して嘘をつかないことなのです。「絶対に見返してやる」という言葉とか感情が出てもいいです。誰かを直接的または間接的に批判するのではなくて、「この借りは返していくよ」という姿勢が必要になったりします。
つまり、あなたは単に「やさしさと愛の人」になってはいけないときがあります。
特にこの2020年においては「くそっ!」と言ったりすることも大事になる。自分で悔しさを受け止めて、自分と仲間を信じて全力を尽くす。そうすると、あなたの周りに「いや、この前あなたと一緒に仕事してさ。すごくやりやすかった。だって、あなたはすごく細かいところにも気づいてくれたじゃない? 私の良い点も指摘してくれてありがとう。だから、これからもよろしくね」とか、あなたに“借り”ができた人が、どんどん恩返しをしてくれたり、味方になっていってくれたりするのです。
ただのやさしい人は、やさしいんだけど、他人から「この人は絶対にここでは終わってはいけない」と思わせるインパクトは残せません。だから、あなたが信じたことをやり遂げ、あなたが信じた人をとにかく応援してあげる。その熱意や気持ちが必ずあなたの元に返ってくるから。
あなたが持つ純粋という力。
牡羊座には自分でもよく気づいていない才能があります。それは「これから先光っていく人を見抜く、その人をいち早く応援してあげられる力」です。つまり、人のセンスを見抜いていく視点であったり、「このサービスはこれから先伸びるだろうな」という、そういうビジネス的な感覚も強く持っています。
牡羊座には、「誰かに褒められた自分」を生涯大事にしていける力があります。そして、あなた自身も誰かに対して「こういうところはさ、あなたにしかないよね」と言ってあげられる力を持っている。それを言われた相手も、あなたに言われたことは素直に受け取り、そして、宝物のように大事に覚えていたりするのです。
あなたには、純粋という力があります。
褒められた恩に対しては100倍で返していき、けなされた恨みに対しても100倍で返す。
そういう、純粋なクレイジーさも持つあなたのことがみんな大好きなのです。
根っこの部分で純粋で、あなたが言った「あなたは絶対に面白い!」という発言は、すごく相手に響いたりする。その発言に嘘偽りがないから。
その「純粋」という力をもっともっと広げていってほしいのです。
あなたはこの2020年の上半期で、「もっと受け入れられたい」と思うよりも、「私が誰や何を見込んで、そして応援したいか。喜ばせたいか」と他人を応援する力にシフトしていくようなところがあります。
もちろん、自分が目立つことを放棄してくださいと言っているわけではありません。
だけど、ひとりよりも「誰かと一緒」のほうが遠くに行ける。チームをより強く築いていく。それがあなたの2020年の大きな仕事になっていくのです。
ひとりではなく、チームで。
この時期のあなたがひとりの時間を取って、その時間の中で真剣に「私は今後どうしていくべきなのか」と考えていくこともとても大切になります。でも、それと同時に「誰の笑顔と一緒にいたいか」を考えてみてほしいのです。
恋ではないのですが、「この人の笑顔にはすごく救われるんだよなぁ」とか「この人の笑顔には、私すごく弱いんだよなぁ」という人が、あなたにはいると思うのです。
その人の笑顔を想像して、頑張ってみてほしいのです。
「あの人なら、こういうことをやっている私に好感を持ってくれて“あなた、すごくいいね”と言って笑顔になってくれる」
という、そういう想像でもいいです。
それをやっていくと、あなたの周りに、あなたと気が合う人同士で、結束の強いチームができていきます。
牡羊座は「私は他人に受け入れられるだろうか?」という潜在的な恐怖感を抱えやすいのです。
でも、2020年の上半期はその恐怖を乗り越えていけます。
お互いに笑顔になれる人間関係が増えていく。
笑顔になり、そして、喧嘩もできる関係性。
ひとりになる時間も大事だけど、自分と一緒にいる人たちを信じてみてください。そして、あなた自身も力の限りみんなを応援してあげる。
「何でこの人ここまでしてくれるんだろう」
とか、そう思われるぐらい、たまに「見返り」を求めないで誰かを全力で応援してあげてみてください。
誰かを応援する力は、自分が応援される力に繋がっていきます。
あなたは応援される力を得て、2020年から続くひとつの物語に対して、あなたにしかできない歩み方をしていきます。ひとりではなく、誰かと一緒に。そして、みんなと一緒に見ていく景色へ! 新しい旅へと出発してみてください。
いろいろな課題を着地させていく。
2020年上半期の仕事面でのあなたのテーマは「いろいろな課題を着地させていく」ということ。
この時期のあなたはお友達とごはんを食べているときなどに、「あなたは今後どうしていくの? 」とか、プライベートやお仕事の場面でも「あなたはどうしていきたいの? 」と聞かれていくことが多くなります。これは別に怒られたりしているわけではなくて、「あなたは結構いろいろ頑張ってきているよね。それで、もし今後のプランがあるなら、どういうことをしていきたいのか気になるから教えてほしい」というニュアンスで聞かれると思ってください。
そのときに、あなたが「次の自分のやっていきたいこと」を出していくために大事になることが「何に感動したか」なのです。これは別に大きなことを言わなければいけないことではなくて、「最近の動画サイトは、視聴者がわかりやすいようにちゃんと考えて編集されていて感動した」とか、そういう細かいところでいいのです。
日常生活の中での自分の「小さな驚きや感動を仕事に活かしていく」。それがとても大事になってくるし、2020年上半期の特徴としては「100点を目指すよりも、多少の課題が残る60点で仕事や構想を具体的に着地させていく」ということが大事になります。とりあえず、現状で不満が残ってもいいから「これが今の私がやり遂げたものです」と課題を出していくこと。「まだいろいろ考えたいです」と言いたいのは山々なんだけど、この時期のあなたは答えを出していってしまったほうがいいです。これから先を、足りないことに向き合う時間にしていけばいいのだから。だから、「完璧に自信を持って答えられることよりも、不安はあっても、これからやっていきたいこと」を大事にしてみてください。
恋愛運はどうなる?
縁の下の力持ち。
2020年上半期の恋愛面でのあなたのテーマは「縁の下の力持ち」になります。
2020年の上半期は、「お互いに、0から始めていく仲間」があなたにとってすごく縁がある人になっていって、「今度からこの人をサポートしてあげてください」とか、そういうことが仕事でもプライベートでもすごく多くなってくるのです。
「はじめまして」とか「今後ともよろしくお願いします」と言い合うような機会が増えてきて、それが恋愛の話に繋がっていきやすい。その上で、あなたにアドバイスしたいことがあるのです。
この上半期は、あなたが「どう受け入れられるか」を考えるよりも、「もっとどうしたら、この人のよさをみんなにわかってもらえるのか」を考えてあげてほしいのです。つまり、あなたが好意を持つ人たちを後押ししてあげるとか、「推してあげる」ことがすごく大事になります。
あなたに応援してもらった相手は、あなたへの恩を忘れません。そして、「ともに0からつくり上げていく仲間」のような存在も、あなたにとってすごく大事な存在になっていきます。
もうひとつだけ、恋愛面でのアドバイスがあります。あなたは、自分が相手に好意を持って、そして、相手とも「分かり合えた」と思った瞬間。つまり、相手と「パートナーになった」と思った瞬間に、あなたは「相手にも自分と同じぐらいの努力や頑張り、そして美的センスを持つように求める」というところが出てくるのです。相手が自分と同じ景色を見てくれないとすごく不安になってしまう。それをちょっとだけ控えてみてください。「相手は相手。自分は自分」という区切りを大事にしてみてくださいね。