入院3日目【つづき】~ついに来た来たお産の瞬間~
出産からずいぶん時間が経ってしまいましたが、
やっと出産当日の話に追いつきました。
いやぁ~かかったかかった。
で、バルーンを入れた状態で陣痛室待機。
最初は余裕だったけど、結構お腹痛くなってきた。
でもまだまだ笑える余裕有り。
昨日よりは痛み度合は高まりつつあったため
思わず
「これくらいの痛みならなんとかいけるな(ニヤリ)。陣痛も思ったほどでもないじゃーん」
なんて勝手に陣痛と断定。
後で痛い目をみることになるのも知らず・・・。
そして通りかかる看護師さんに
「結構痛いっすね。これでいま何パーセントくらいですかね?」
「10%もいってないよ。笑える、話せるうちは全然違うから」
えっ。これ結構痛いけど10%未満なの???
マジで。私額に汗とかかいちゃってるけど、これ10%未満なの?!
この痛みを今日はずっと感じなければならないうえ、陣痛の足元にも及ばないなんて。。
一気に不安と恐怖と落胆・・・。
いつ産まれるんじゃ。
そして耐えきれるのかいな。
そして時間は過ぎていき、20時頃に先生の診察。
バルーンを外してもらい、子宮口を確認すると、3センチくらいに。
10㎝くらい開かないといけないのに、3センチって!!
って思わず突っ込んでしまったけど、この3センチがとっても重要で
ここまで開くのがとっても大変なことらしい。
結局バルーンをグレードアップしても陣痛来ず・・・
ということで、先生から「促進剤打ってみようか?」と提案。
早く産みたい気持ちもあったので、翌日には持ち越さずその提案を快諾。
促進剤打っても、陣痛が来ない人もいるらしい。
陣痛の恐怖を感じつつも、そろそろ来てくれと願う。
そして、促進剤投入。
ものの何分かでまさかの激痛発生!
ヤバイ、さっきのなんかと比較にならないほど鬼痛い。。。
痛すぎて、声が出せない。動けない。変な汗出てきた。
でも看護師さんは「まだまだ~。もっと普通じゃいられなくなるから」と。
噓でしょ。この痛みがもっと強くなるの!???
ゴール間近だと思ってたのに、なんとまだスタートラインあたり・・・
全然進んでねーじゃん!
そんなん考えているうちに、痛みがどんどん増していき、
痛みの感覚も徐々に狭まってきた。
こりゃ耐えられん。
気をそらそうと、天井の傷の数を数えたり、ティッシュの箱の文字を読んだり。
でも、無理。
そこで旦那さん召喚。
すぐに駆けつけてくれた旦那さんにテニスボールKOUMONグリグリを
やってもらうことに。
どれが正解かよくわからなかったけど、私は結構きいた。
痛みとともに、いきみたくなる。つまり、ウンコが漏れそうなのに
踏ん張れない状態なので、肛門を押してもらうと、その溢れ出す想いが
引っ込んでくれる。
旦那さんにサポートしてもらいながら、痛みに耐え続けること3時間。
「痛い!痛い!もう痛い!」と声を出さずにはいられなくなる状態に。
そんな姿に看護師さんが、「いいね~。陣痛きてるね~」って、おいっ。
いい波来てるね~的な感じで言うなや。
そして、痛みが1分間隔くらいでおとずれるようになり、
ようやく先生の診察。そこで破水。
そのまま分娩室へGO!!!
「もういきんでいいよ!」
「いえっさー!!!!!」
この痛みから解放されたい、その思いで踏ん張り
分娩台にあがってから15分、2700gの男の子が産まれました涙。
子宮口を徐々に開き、その状態で促進剤を打ったことで、
スムーズに出産することができました。
これが子宮口を開かずに、促進剤を打たれていたら、
一体何時間あの鬼の痛みに耐えなければならなかったのか・・・・・。
考えただけでも恐ろしい。
産む人にできるだけ負荷をかけないように、という担当医のおかげ。
本当に良かった。
陣痛、本当に震えるくらい痛かった。
それと同じくらい、産んだ直後のおしっこも震えるくらい痛かった。