前回からの続きです。

12月16日(土)の昼にバイク屋さんへタイヤ交換を依頼したところ、当日夕方には「交換終了!」の連絡を頂き早速引取りに行きました。

やっぱり新品のタイヤは良いですね。交換前のタイヤも溝は比較的に残っているように思っていましたが、比較するとタイヤの中央部が高いのが明らかです。この部位の溝の深さは約4mmでなので、今後のタイヤ交換時の目安にしたいと思います。

日曜日は野暮用があったので月曜日から作業開始です。

まずはフロントフォークのオイル交換から始めます。

ホンダの古いバイクのフロントフォークのオイルはホンダ純正のATFが指定されています。ただ入手が困難なので以前付き合いのあったバイク屋さんの推奨でワコーのオイル使用します。以前,CB750FOURのフロントフォークをOHをした際に余ったフォークオイルを使用しますが、ホンダのATFの粘度は#15相当ということなので#10と#20を同量混ぜて#15を作ります。

これが2種類のフォークオイルを混ぜて作った#15番のフォークオイルを作ります。

混ぜたフォークオイルは綺麗な赤色をしています。

フロントフォークのトップスクリューを外し、内部のスプリングを取り出します。

スプリングの取り出した際には真っ黒に汚れたフォークオイルが纏わりついて付いています。

フロントフォークを逆さまにして内部に残ったオイルを取り出します。何時までもだらだらフォークオイルが垂れるので30分程放置して残ったオイルを抜きます。

新旧のフロントフォークオイルの比較です。フォーク内部の部品が摩耗してオイルを汚しているようです。ちなみに右側のフロントフォークより左側のほうがフロントフォークが汚れていました。※右側のフォークオイルは若干赤く見えました。 

僕のCB750Fは以前フロントフォークをOHした時に社外品のスプリングに交換しましたが、その時にはフロントフォークにはサービスマニュアルの指定の375CC(※片側)を入れましたが、油面の高さが変わったらしく車体が前のめりなって酷く乗りにくくなり、バイク屋さんに調整してもらった経験があります。今回はその反省を生かし若干多めのフォークオイル380CCを入れて、そこから微調整してセッティングを出すことにします。

フロントフォークを取り付けます。

次にフロントフェンダーを取り付けます。

ところがこの状態だとタイヤが取り付かない…どうしてもキャリパーを取り付けているキャリパーブラケットの凸部にタイヤのサイドが引っ掛かりタイヤを所定の位置の収めることができません。

フロントフェンダーを外してタイヤを取り付けようとすると、今度はタイヤが取り付かない。暫くフェンダーを付けたり外したりタイヤを付けたり外したりいろいろチャレンジしましたが上手くいきません。

ここでいったん休憩して頭を冷やしながらサービスマニュアルを再度確認します。そこで気が付いたのはタイヤ取外しの際にキャリパーを単体ではなく、それを取り付けるブラケットと一緒に取り外されたされた写真が掲載されていることに気が付きました。サービスマニュアルの文面を見ると「タイヤ取外しにはキャリパーを取り外す…」と記載されているのでその指示に従ったつもりでしたが正しくはブラッケトごと外すのが正解だったようです。

道理で分解時にフロントフェンダーを取り外す際に知恵の輪状態だったのが判りました。そこで再度タイヤ&フロントフェンダー&ブラケットを外します。

これならタイヤ&フェンダーを取り付けることができます。

ところが今度はメーターギヤボックスの位置が悪くメーターケーブルが取り付けられない・・・

メーターボックスのケーブル取り出し口は水平となるのが正解です。

再度タイヤを取外しメーターギヤボックスの位置を調整します。


これで何とかフロントの組立が完了です。

念のために走行時のネジの緩みが生じていないか確認するするためにボルト&ナットに油性ペンでマークを書き込みます。

今日の作業はここまで、明日にでも走りに行きたいところですがまたリヤタイヤ交換していないので一旦お預けです。明日リヤタイヤを取外しバイクさんに持ちこんで交換してもらうことにします。