シルバーウィークの20日
母を川崎市の有料老人ホームに入所させた
90年以上大阪を離れたことのない母にとって
故郷を捨てるような覚悟だったと思う
この3カ月ほどは足腰がめっきり弱り
頻繁に転けることがあった
生活の一切を自分でしていた母自身も自信をなくしていた
頭はしっかりしているので
さまざまな点を考慮して今のうちにとの入所だった
もうすぐ91になる母は苦労の連続であった
父が亡くなって、
独居老人として頑張っていた
誰の世話にならず
自分のことは自分でするが口ぐせだった
この夏
気持ちとは裏腹に
体の自由が効かなくなってきた
自分のことはさておいて
全てをこどものために生きてきた
親とはそういうものなのだと改めて痛感
特に腹を痛めて血肉を分けた母親は
自分の全てをかけて
こどもの望むことはなんでもしてやろうと思う
親の愛は山より高く、海より深い
どうかどうか
これからは 自分のために
楽しい 余生を 送れるよう願うばかりだ
今度はこどもが どんなことでも してあげる 番だ
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