今俺はとんでもなくダメな奴になり下がっている。
自分がヤケになってるだけなのに、周りにいる人の悪口を言っている自分に気づく。
とても大切に思っていた、友達や仲間を大切にできなくなっている。
仲間は自分の財産なのに、俺にとっての唯一の財産なのに、それを壊す方向に壊す方向にばかりもっていこうとしている自分がいる。
俺は仲間がいなければ、生きていけない。
俺の本当に宝物だ。
むかつく時もある、気に食わないことがあることだってある。
でも、とても愛おしくて、良いところもそれぞれたくさんもっている仲間たち。
俺は仲間を大切にしないことによって、自分を壊そうとしているのかもしれない。
失望してしまった自分をぶっ壊して、破滅に追いやろうとしているのかもしれない。
結局は自分を一番大切にしていた事実に失望して、自分を壊そうとして、やけを起こしているのかもしれない。
でも、俺は受け入ればならない。
大人になるということは、自分を大切にすることができるようになること。
俺は捨て身で他の誰かを助けられる人間に、誰かを守れる人間に昔からあこがれていた。
ぐれていた十代の頃、そんな人間になりたいと強く願っていた。
しかし、捨て身の生き方は長くは持たない、はかなく散っていくものであり、人生という長さには到底耐えられるものではないものなんだ。
大人になった今、俺は自分が大切であるということを認めなければならない。
悔しいけれど、その事実を認めた上で、周りの人を大切にできるようにならなければならない。
自分を大切にするということは周りの人間を大切にできることに繋がる。
周りの人間を大切にできることは、自分を大切にすることに繋がる。
捨て身な考えでは、その公式は決してあてはまらない。
俺はやっぱり人を大切にしたい。
仲間を大切にしたい。
出会いを大切にしたい。
それが、俺の宝物であり、財産なんだ。
捨て身なモラトリアムを乗り越えて、俺は真に自分を、仲間を大切にしていける人間になりたい。
今、本当に心からそう思う。