俺の人間力はココ最近でもっとも萎んでいる。
今の俺は自分がかわいくてしょうがなくなってしまっている。
前からそうであったわけではない。
俺自身の自我に揺らぎがあり、まだ未熟であったから、人間力を飲み込まれてしまった。
確かに俺の人間力は花を咲かせることが出来ていたように思う。
しかし、その花は終わることはないと思ってしまっていた部分があったのだろうか。
花も必ず萎むもの。
一つの花が咲いたことに高をくくってしまっていたら、その花を咲かせた木の繁栄はすぐに終わってしまうだろう。
沢山の花を咲かせる為に、常に栄養を取り続け、常に花を咲かせる為に光合成という準備をしていなければならない。
大輪の花を咲かすより、常に小さな花を咲かし続けることのほうがよっぽど難しいことなんだ。
何かの拍子に、自分に栄養を与えることを止めてしまったり、栄養から花を咲かせる為の準備を止めてしまったりしたら、時間差で確実に花は咲かなくなってしまう。
今の俺という木には花は一つもない。
だから一からやり直し。
栄養をたっぷり与えて(知識や経験を積み)、光合成をし(沢山悩み、考えて)、いつか花を再び咲かせることができることを信じて生きていきたい。
花が萎み、なくなっていくのも時間差があるけれど、花を咲かせるのにも時間差が必要なんだ。
今はその準備をしっかりやることが何より大切。