君に出会ってから、もう2年が経った。

俺は君と出会えたことを自分の中でとても大きなこととして捉えているよ。

前は君の気持ちに素直に答えることができず、今度は俺からの気持ちを君に素直に伝えることができない。

俺は卑怯だって分かってるよ。

でも俺はさ、一生君に素直になれる気がしないんだ。


君のバカなくらい素直に行動するとこや、無邪気に笑う姿や、気まぐれなとこや、情緒不安定なとこが俺は過去のトラウマを思い出してしまう。

なんか書いてて情けないと思うよ。

でも、だめなんだ。


俺がかつて本気で一番愛した子に別れを告げられて以来俺の未来は変わった。

恋によって俺は変わったんだ。

俺の人生が止まりかけ、苦しみ、もがき、もうダメなのかもしれないと思ったときにまた大きく前へ動き出すことができた。


しかし、俺は恋の面ではまだ引きずってるんだ。

もうあれから6年半も経ってるのに、俺は彼女の影を消すことができてない。

俺がほれ込む女の子は自分勝手で決して性格がいいといえる子ではない。

でも、生き生きと生きている、そんな笑顔に俺は幸せを感じる。

そんな笑顔を見ていると、俺は生きていてよかったなって思えてしまう。


でも、俺はその笑顔に裏切られるのが怖い。

俺はもう2度と失いたくないんだ。

死ぬまで失いたくない。

死ぬまで失わないという安心感を得られない限り俺はいくら好きと言われようが、好きと思おうが、そこに飛び込むことはできない。

失うくらいなら俺は平気を装ってでも、狂ってる演技をしてでも、体調が悪いふりをしようとも、何をしようとも君に本当の気持ちは言わない。

苦しいけど言わないんだ。


俺は男と女ってものがそもそも分からない。

なぜ一人の人を愛さなければならないのか、それは種の起源に反してるじゃないか。

人間は社会的な動物だからか。

理性と本能はいつも矛盾ということばの枠にきれいに収まってしまう。


俺はただ君にただ永遠に愛してほしかっただけなのに、、、。

俺はただ君をただ永遠に愛していたかっただけなのに、、、。