自分が相談するとき、相談を受けるとき、
こういうこと、あるよね、と
頭に入れておいていたほうがいいな、と思っていること。
それは、
人が誰かに何か相談するとき、
「自分に都合の悪いところを隠して、
自分をいい人だと思ってもらったまま
自分が傷つかない程度に、いいアイデアをもらいたい」と思いがちだな、ってこと
……思ってしまうのは別にいいのだけれど、
面倒なのは、都合の悪い事を隠したことにより、
相談相手は、状況がわからず、
何が問題なのか理解できなくなること。
そうなると、状況がわからないなりに
「こうしてみる? こういう考え方もあるよ?」と
相談相手は一所懸命に考えるのだけれど、明後日の方向に話が行ってしまい、
「……実は、こういう事情もあってさ」
「それを初めに言ってほしかったよね」
という結果になる。
こういうことは、結構ある。
友達の相談にのっていて、一時間たったところで
「実は……」と、
問題の核心はそれじゃねーかよ、
という情報が開示されることなんて
ざらなのだ(笑)。
これはきっと、相談を聞く立場になった人は、
あるある、というやつじゃないかと
思う。
相談する、ということはつまり
「自分のことを理解してください、そして何をしたらいいか教えて下さい」
ってことなんだろうけれど、
同時に、
「私を嫌わないでください、あの時の精一杯だった私を否定しないでください」
ということも考えちゃうわけですよ。
そうしたら、相談をしながら、
「このひとはどこまで自分を受け入れてくれるだろうか
どのあたりまで本当のことを話しても大丈夫だろうか」
ということを考えることがメインになってしまって、
肝心の
「正確な自分の状況を理解してもらい、的確なアドバイスをもらう」
というところからは離れていく。
あるときから、私は
「相談するなら、『全部出し』できる人にだけ相談しよう」
と、思い立った。
中途半端に自分の状況を話すからこじれるし、
相手もなんか中途半端な感じになるんだ。
これは、自分の中で、相当にいい効果を生んだと思っている。
まず、
相談するときに、覚悟が決まる。
自分のカッコ悪いところ全部出すと決めているのだから、
相談する相手は相当に吟味する。
自分のカッコ悪いところを見ても引かない・バカにしない・
そして相談内容から逃げないだろう相手にしか、
話はできない。
そしてカッコ悪いところを話すのだから
リターンというか、解決方法を探ることに
全集中できる。
こんな悩みを持つ私、カッコ悪い、とか
こんなことを相談しているなんて、バカらしい、とか
相談すると決めたんだから、考えている暇はない。
もちろん相談した結果、バカにされたとか
はぐらかされた経験がなくはない。
が、だいたい、
こちらが開示した情報に対して、誠意のある回答が
かえってくる率が高いように思う。
この戦法は、ハイリスク・ハイリターン型の戦法だと思うけれど、
結構、お気に入りのやりかただったりするのだ。