新聞社の敵はネットではなく、FPという説
朝日新聞記者の稲垣太郎氏の著書「フリーペーパーの衝撃」はおもしろく読ませていただいた。
現代の若者は、ニュース(新聞)を有料で購読して読むのではなく、インターネットを使い、無料で読むという時代に変わってきた。
インターネットが新聞が脅かしているといわれて久しいが、新聞業界ではインターネットなどデジタル媒体ではなく、実は広告収入だけで無料配布される紙媒体「フリーペーパー(FP)」こそが恐い存在だというのだ。
クーポン雑誌「ホットペッパー」、団塊ジュニア向け情報雑誌「R25」などの成功により、有料タウン情報誌は次々と廃刊。日本ではまだ週刊誌中心の動きですが、海外では1995年ストックホルムで創刊された日刊紙「メトロ」
が新聞業界を席巻し、「新聞は無料で読むもの」という常識が定着した。
業界団体の日本生活情報紙協会によると、日本のフリーペーパーはここ数年急増し、昨年は過去最高の154誌が創刊された。現在、少なくとも全国で約1200誌、総発行部数は2億3000万部あるという。
広告収入だけで運営する媒体といえば民放テレビだ。フリーペーパーは単に民放テレビのビジネスモデルを紙上展開しただけに過ぎない。「テレビは無料で見るもの」と考える人は多い。
もはや日本の新聞社にとって、「新聞も無料で読む」という時代が遠からずや ってくると「読んで」いいのだろうか。この本の帯に「多メディア時代の『タダ』ならぬ存在」と記されてあった。
▽フリーペーパーの衝撃(アマゾン)→ http://tinyurl.com/2eysxa
▽日本生活情報紙協会 → http://www.jafna.or.jp/
