会場芸術主義の川端龍子
2/16土曜22:00-22:30放送の、テレビ東京「美の巨人たち」をみた。久しぶりに胸が熱くなった。すごいね。生きているね。踊っているね。
▽美の巨人たち 川端龍子「鳴門」http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/
世の中で最高のものは「芸術」と思っている私は、芸術の分野でもなかんづく 「美術」が大好きだ。なにしろ「絵」を見て感動し、気絶して、病院に担ぎ込 まれたことなんて何回もある。
さてこの日、取り上げられていたのは日本画家の川端龍子だ。代表作「鳴門」を中心に、異色の画家を生涯を紹介していた。
川端龍子は、それまで主流だった美術の鑑賞方法「室内主義」をひっくりかえし「会場芸術主義」を唱えた。画境を創る、これでなくちゃね。マネはいかん。
確かに、絵を描くのはサイズが大きくなればなるほど、難しくなる。まずは比率だ。デッサン力が゜ないとすぐにリアリテイがばれる。しかし、ありのままを写実するほどおもしろくないものはない。
対象から何かを感じ取り、美的に再構築する、これが芸術だと思う。
川端龍子は、65歳になって初めての四国遍路に出た。6年がかりで八十八ヶ所を回り、「草描(そうびょう)」と名付けた墨絵に淡彩をほどこした作品に仕上げた。その時の模様を、俳句と画文集で構成した探訪記が本になっているらしいのでさっそく取り寄せたいと思う。

