テレビ番組に自動字幕システム
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、生放送ニュース番組の字幕を自動で制作する「全自動リアルタイム字幕制作システム」を開発、きょう22日から提供開始する。放送局向けに業務用商品。ソフトウェア一式の価格は300万円。
全自動リアルタイム字幕制作システムでは、簡単な事前準備だけで、放送中の運用人員も必要なく、ニュース番組に字幕を付与できる。
放送用原稿を字幕テキストに自動変換しておき、システムに入力。放送中、アナウンサーの発言を音声認識ソフトでテキスト化し、字幕テキストと照合。アナウンサーの発話タイミングに合わせて、字幕を自動で送出するというもの。
従来では字幕が出るまでに、5~10秒の遅延があったが、同システムでは1~2秒に短縮されるという。
「放送のデジタル化に伴い、手軽に字幕放送が見られるようになった。字幕放送は難聴者の方だけでなく、音を出せない場所でもテレビ視聴を楽しめる手段になった」とNTT Com側。
▽ニュースリリースhttp://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20080121.html
