リンカーンと「自分を褒めてくれた新聞記事」
12月22日放送のTBSテレビ「世界ふしぎ発見」は「第16代米国大統領リンカーン」の特集。「人民の人民による人民のための政治」は、民主主義の言葉を一言で言い表したものとしてあまりにも有名です。
▽世界ふしぎ発見→ http://www.tbs.co.jp/f-hakken/index-j.html
3問出題されるクゥエスチョンの最終問は「リンカーンが肌身離さず持ち歩いていたものは何?」。あらかじめ回答が用意されている三択方式で、以下のようなものだった。テレビを見なかった?あなたの回答はどれでしょう。
1.家のカギ(幼少時、丸太小屋で暮らしていた頃の家の鍵)
2.下書きの原稿(初めて演説した時の)
3.新聞記事の切り抜き(自分を褒めてくれた新聞記事)
この日、ゲストも含めて正解率の高い黒柳さんでさえも当たらなかった。
正解は「3.新聞記事の切り抜き」。
時代が古いとはいえ大統領ともなればマスコミから悪く言われることは覚悟しなければならない。そんな中、自分をよく書いてくれた新聞記事を暗殺に倒れるその瞬間まで肌身離さず持ち歩いていたという。持っていた記事は8点。
政治家としてというよりも人間として「いかに人に褒められることを最上の喜びとしていた」というリンカーンの人間性に触れて再認識した。
「人は人に褒められるために生きている」。私は心底そう思った。この「褒められる術」を研究している仕事が広報。人に勇気を与える誇れる仕事と思う。
PS. 新聞の切り抜き記事について。元NHKワシントン支局長の日高義樹氏は「CIAの仕事の多くは新聞記事の切り抜き、分類に時間が割かれている」という。 専門用語としてはモニター・クリッピング。