書籍「12字の漢字が示す曲がり角の日本」
京都・清水寺で年末、大きな和紙に揮毫される「今年の漢字」を過去12年分まとめ、その年の世相や出来事とともに紹介した本が共同通信社から出版された。
漢字は募集が始まった95年から順に、震、食、倒、毒、末、金、戦、帰、虎、災、愛、命。95年(震)の阪神大震災、98年(毒)の和歌山毒物カレー事件など災害や事件、話題を顧みて、応募者が選んだ理由も掲載している。
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大久保昇/編 日本漢字能力検定協会/監修 1,050円(税込)
目次
一九九五(平成七) 年を表す漢字は「震」
一九九六(平成八) 年を表す漢字は「食」
一九九七(平成九) 年を表す漢字は「倒」
一九九八(平成十) 年を表す漢字は「毒」
一九九九(平成十一)年を表す漢字は「末」
二〇〇〇(平成十二)年を表す漢字は「金」
二〇〇一(平成十三)年を表す漢字は「戦」
二〇〇二(平成十四)年を表す漢字は「帰」
二〇〇三(平成十五)年を表す漢字は「虎」
二〇〇四(平成十六)年を表す漢字は「災」
二〇〇五(平成十七)年を表す漢字は「愛」
二〇〇六(平成十八)年を表す漢字は「命」
この本、共同通信・出版局から上梓されたところがミソだ。年末に、京都・清水寺で世相を表す「今年の漢字」がテレビ中継されるが、これの仕掛け人は 「財団法人日本漢字能力検定協会」というところ。
漢字のすばらしさを言いたいために、わざわざ京都・清水寺の住職に和紙に毛筆で書かせることを企画したわけだ。決して清水寺のPRではなかった。
プロモーションしているのはPR会社のTMオフィス(大阪市、殿村美樹社長 http://www.tm-office.co.jp/
) 出版の話を誰がどんな方法で共同通信に持っていったかは知るすべもないが、とても上手だと思う。本のコンテンツと版元の特性が合っているからだ。
