故藤波氏の家訓「宣伝売り込みを禁ずる」 | スーパー広報ブログ

故藤波氏の家訓「宣伝売り込みを禁ずる」

日本工業新聞社社長の熊坂隆光さんが10月29日付産経新聞で「藤波孝生氏を悼む」と題した追悼記事を執筆。文中で藤波孝生さんの人柄、とりわけ「宣伝や売り込みを禁じる」家訓には感銘を受けたとあった。

波孝生さんは中曽根内閣の官房長官。三重県の伊勢土産にはいろいろな銘菓がある。赤福、御福餅、太閤出世餅など。いずれも偽装表示問題で今たたかれているが、もうひとつお菓子の老舗「利休饅頭」があるという。利休饅頭の製造元・藤屋窓月堂 http://www.passage-mall.cwj.jp/fujiya/ が 藤波さんの生家。


派手な宣伝と販路拡大で全国に名を知られるようになった赤福に対し、利休饅頭は創業以来、家訓として宣伝や売り込みを禁じ、本当に自家の製品を好んでくれる人だけを相手に商売をしてきたという。饅頭の方は、最近ようやくインターネットのホームページを立ち上げたくらい。

選挙運動も派手なことを嫌い、もっぱら小人数の集会に顔を出す地味なもの。それもほとんど藤波氏が聞き役で大げさな公約が苦手だった。後年、自分の政治手法を「車座の政治」と称し、国民とじっくりと話し合うことの重要性を訴えていた。

俳人政治家として知られ、節目節目に多くの俳句を残した。号は孝堂。もっとも有名な句は「控えめに生(う)くる幸せ根深汁」。「これが私の人生訓」とよくいっていたという。

商家に生まれたからこその極意「宣伝や売り込みを禁じる」。

広報人生だった私には耳の痛い言葉だ。


藤波さん