「ほらっ、来た」でしょ(笑)。
書く順番が違うだろと思った人もいるかもしれません。ASIAが思った以上によかったのと、ipodで聴いただけで書くのもいかんだろと。今朝からちゃんと部屋のオーディオで聴いたぜ。
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RUSHのLIVEに感想なんて必要ありません。
「黙って聴け、聴けばわかるさ!」の世界なんですけど。
もともと、RUSHはスタジオ盤を作曲するときに、LIVEでの再現を計算しているようなところがあり、その辺りのこだわりは30年以上経った今でも変わっていません。
今はMIDIが進化していて、照明からPAまで全部リンクされていて(その分ドラマーはクリック聴いて叩くので大変)、複雑なKeyとか、バッキングは音源流せばいいだろになってます。が、RUSHはそれすら最小限にしているところがあります(「Natural Science」や「Witch Hunt」のSEは効果的)。
全体的に、テンポがゆっくりになったという印象を受けます。「Freewill」は一時期10ぐらいテンポが上がっていたので、「おおう、下がった」と。遅くなったと言うより、重圧感があるというか、大人になったのか。
「The Main Monkey Business」や「Malignant Narcissisim」インスト曲がすごく良いです。
いっそのこと(ライヴじゃなくても良いですけど)1枚丸ごとインスト・アルバムなんかも作ってくれたら良いんじゃないかと。
ドラムとベースの音が信じられないぐらい素晴らしいです。特にゲディのベースは、昔からゴリゴリ系なんですけど、『R30』の頃から中低域がすごく前に出るようになって(昔はもっと高域がブリブリ鳴っていた)、理想の音です。親父もEQやエンハンサー入れたりして、研究したけどうまくああいう音は出せない(ラインかな? ラインだと思うんだけど)。
ドラムも分離が良くて、タムが回るのは当たり前、シンバルの定位がはっきりしていて気持ち良いです。パラゴン(ニール・パートのシグネチャー・シンバル)のライドえれーいい音してます。
「Distant Early Warning」などでいまだに律儀にエレドラ(の音)使っているのが、ニールらしい。
ドラム・ソロもまた進化していて、音源やサンプリングを使っていて、コピーがきつい(不可能?)。
もちろんアレックス様は健在です。この人のギターは何気にピッキングが多くて(「Analog kid」のソロはたぶん全部ピッキングしている,このアルバムには入ってません)きついんだけど、衰え知らずですな。
mixにもアレックスの名前があります。
音がすごく良いんで、自然にヴォリームをでかくしてしまうLIVE盤の鑑。
「オオオウオウオウ……」親父も「YYZ」歌いたい……。
親父
「全力パフォーマンス」の4月の課題曲
「ハンガリー舞曲第5番蛇金属バージョン」
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