Saraは計算が遅いです。実は親父も小学生のとき、計算が遅く、劣等感を持っていたのでたぶん遺伝です。
親父が子供のときは、そろばんを習っている子供が多く、習字・そろばんなどのインドア系は、落ち着きのない親父には鬼門でありました。とくにかけ算、わり算は、とても遅くて(お弁当食べるのも遅かった)、休み時間に遊べなくて、泣いたこともあります。
でも、計算が遅いのは、中学受験では致命傷にはなりません。親父は四谷大塚の模試でも「満点賞」をもらったこともありますし、第1志望の学校に合格してます。
計算は正確さが命です。
基礎的な計算を身につける方法はこちら
を見てください。
Saraは小5の3月から受験勉強を始めましたが、初めのうちはひどいものでした。一応、小5のうちに教科書レベルの計算(小6で習う、分数の加減乗除)まで教えました。けど、複雑な計算になるとミスを連発。特に計算の工夫はおもいつかないときが多かったです。
やっと、12月ぐらいから精度が上がって、最後はミスのない、得点源になりました。
1年間の学習を振り返ると、
3月~4月 計算日記4上・4下(塾専用教材)
四谷大塚の「計算と一行問題集」とほぼいっしょの内容。4年生用だが、教科書だと5年生の内容までカバー。1年受験を考えている人は、今の時期にちょうど良い。
5月~9月 計算日記5上・5下(塾専用教材)
「私国立中学受験 新演習」のサブテキスト。追いつくために1日2ページずつやっていった。
9月~12月 計算日記6上・6下(塾専用教材)
12月まで毎日学習。
計算と1行問題の対策は、中堅校だったら、この計算日記で十分。四谷大塚の「計算と一行日記」でもまったく同じ。
7月~夏休み 中学入試 解き方上手 計算問題(受験研究社)
計算問題だけでなく、図形なども充実。夏休みに1日1ページやるのにちょうど良かった。
以上に加えて、夏休み明けの9月から、朝学校に行く前の30分に漢字(語句)と計算をやるようにした、そのときに使ったテキストは、
9月~10月 中学受験 新算数模擬テスト(西北出版)
親父の時代には、難関中学受験と言えば「西北出版」だったのだ。やらせてみたけど、問題が古い。(Saraには)難しすぎるなどの難点もあった。
ただ、難しい問題をやっていたので、その後に易しい問題を楽に感じたということもあり。
10月~12月 計算力テスト(桐杏出版)
1日1ページ80日で完成。12月末終了を逆算して10月から開始。Saraにはちょうど良いレベルであった。Excelを使って毎日グラフを作っていた。10月は平均87点、12月には平均92点ぐらいになっていた(問題は少し難しくなる)。
12月~直前 応用自在 計算問題の特訓(学研)
計算というより、文章題(一行問題)の対策問題集。計算については、Saraの志望校に必要なところのみ、2回学習。この頃には、計算については、ほぼ満点。
学習時期の参考になればと思って、○月~、を書いたが、計算力がつかないからあせらないこと。間違えた問題について、「どこで間違ったかをきちんと検証して」。自分で直すこと(やりっ放しはダメ)を毎日続けていれば、必ずできるようになります。
それと、いきなり難しい問題に取り組んでも効果はありません。
親父
