Saraの小学校は3学期制。9月から2学期。
Saraの使っているテキスト(四進準拠の塾用)がやっと小6下に、やっと受験のカリキュラムに追いついた。
夏休み明けに受けた首都圏模試で、偏差値が50を越える(2教科偏差値53)。予定通り、算数が伸びてきた。国語は……。この頃から、算数で得点をとって、苦手な国語をカバーするというSaraのパターンを確立。
9月は米軍座間キャンプの「Day for Kids」に出演。同じ年代の子達と英語でコミュニケーションをするチャンスだったのに、Saraは知らない人の前ではビビる。自分のリハの時間なのに、ドラムを返してもらうことすら出来ない。面接(英語)どうする気だよ。
模擬試験をうけまくる、結果が伸び始めた
10月は、模試とライヴで週末の予定がすべていっぱいになった忙しい月だった。
10月から11月にかけて、首都圏三大模試(首都圏・四谷大塚(YT)・日能研(入試センター))はすべて受けた。各模試の特徴を感想は一番下にまとめておく。
10月8日の首都圏模試。Saraは良くできたつもりで「採点したら算数は90点以上とれた」(150点満点)と言って、「アホ! 計算ミスが3つも4つもあって、あと20点は取れてるだろ」と怒られる。復習したら、問題は簡単で125点ぐらいはとれたはず。
結果が返ってくると、予想に反して偏差値は58まで伸びていた。合否判定もニコニコマークまであと一歩の70%。Saraは、「頑張れば、結果がついてくること」を知ってホッとしたらしいが、もっととれていたテストなので、結果は関係なし。きつく戒める。
翌週、「あさお区民まつり」に親父と「ふたりPANDA」で出演。PANDA(友)がいないとこんなにショボイのかという演奏(主に親父のVoが原因)をする。
ただしSaraのBlack pageドラムソロは、世界的ドラマー=あのテリー・ボジオ(Terry Bozzio)も「She is a great drummer」と絶賛してくれた(詳細は10月29日のブログ
参照)。
Terryも絶賛したBlack Page ドラム・ソロ
そして、事件が起こるのだ
その翌週は、四谷大塚(YT)。この模試から時間ももったいないから「2教科受けたら、さっさと帰ってこい」になった。算数は問題が難しかった。計算ミスで2つ、3つ取り損ねている。せっかくできているのに計算ができないで得点を失っていることが多い。計算の精度を上げるのが課題になる。
四谷大塚の模試は、Saraの第1志望校と問題の質が似ているので、できるようになってもらわないと困る。親父の塾で、中3が帰った後に丁寧に教える(家に帰るのが12時近くなったことも)。
偏差値は2教科50(YTで50越えしたのはこの1回のみ)。
さて、9月から10月にかけて、一応親父の予想通りに成績が伸びていった。
が、しかし、順調にだったSaraに最大の事件・試練が訪れる。一時、親父はNの文字を見るのも嫌になった。
その事件とは……(続く)
親父

首都圏三大模試の特徴と雑感(主観入り)
受験者人数、歴史などから以下の3つの模試が三大模試と言われている。
首都圏模試
親父の塾では、中学受験生に受けてもらうことにしている。小中の学習塾でここの模試を利用しているところも多い。
問題は易しい。が、最近流行の問題も取り入れていて、良問も多い。偏差値は甘めに出る。中堅校クラスの判定が正確で、難関校だと精度に欠ける(上位層に甘い)と言われている。主観だが、出題に偏りがなく、合否判定にも作為はないと思う。
返却のときの資料も、工夫を凝らしてつくっていて、読み物として面白い。
答案の返却が遅いのが難。
四谷大塚(YT)
昔々、親父も日曜テストを受けに通っていた(上智大学だったような?)。
算数の問題は、素晴らしい。中堅校以上で流行している、規則性、数え上げ、グラフの読み取り、比と面積など、模試を受けたら必ず復習したい良問が多い。
腐っても四谷大塚。難関校受験者が多く受けるので偏差値は低めに出るが、判定ラインが下がるので、精度は首都圏と同じぐらい。
資料が少ないという意見もあるが、あんなもん付録だ。良い問題を復習したら、力がつく。模試を活用するというのは、そういうことだ。
日能研(入試センター)
いわゆる三大模試の中では、受験者が一番多い。
結果も早く、翌々日にはウェブで結果が見られる。
算数の問題は易しい。しかも、古くさい(見え見えの特殊算とか)、公式や考え方の丸暗記で対処できるような問題が多い(まるでどっかのテキストのようだ)。なぜか国語はかなりの長文で設問は易しいのに、長文を読むのに疲れてしまって得点がとれないようだ。
偏差値、判定共に甘めに出るので、自信をつけさせるのに良い。順位とか、判定とか大盤振る舞いしていたけど、本当だったのか?
資料やデータが充実している。この模試を受ける意味はそこにある(逆に、数字に振り回され一喜一憂しないように)。いまだに成績優秀者は、名前が載る(普通、断るだろ)。賞品はメチャクチャ豪華(高級えん筆1ダースなど)だ。