先にこれから受験する人のための情報を書きました(最後に質問をいただいた方への回答も書きました。質問・コメント歓迎します)。
んで、今日から合格体験記の続きに戻ります。1月15日の続きになります。
模試で散々な成績をとって「いくら勉強してもダメだ」と思ったSaraはやる気を失ってしまった。
確かに、4月は米軍基地の「チェリーフェスティバル」、5月のGWは福井県のテーマパーク・芝政ワールドで5日間と、大きなライヴが立て続けにあって練習も大変だった。この時期はドラム8対受験勉強2ぐらいの割合であった。
それでも徐々にテキストの問題も難しくなっていく。
5月末、「10÷3を割り切れない」と言ったので、ブチッっと切れてすごく怒った。小数で割り切れなければ、分数にすることを忘れてしまうのだ。
いくら言っても、ある程度考えなければならない問題になると、図を書いたり、基本に戻って式を作ったりしなかった。この頃は、例題を見て、なぜそのように解くのか考えずに、適当に真似しているだけだった。
日記には「ノートを見ていて、(あまりに何も考えていないので)かわいそうになった。受験を断念する」と書いてある。
6月2日ついに事件は起こった。塾で(中学生の中間対策といっしょに)勉強していて、また答えが分数になるところで丸めて小数にしたので怒って、反省させるために外に出したら、そのまま帰ってこなかった。家出したのだ。
結局、夜11近くなって、近くのショッピングセンターの閉店と共に帰ってきた。
この頃は親子共々、思うようにできるようにならない苛立ちがあったと思う。
(続く) 親父
(質問への回答)
一行問題の対策
中堅以下の学校における、計算問題と一行問題は確実な得点源です。ここを落とすと挽回するのは難しくなります。
Saraは、計算日記(塾専用教材)をやっていました。四谷大塚のサブテキスト「計算と一行問題」と同じタイプのテキストです。
少しレベルは高くなりますが、応用自在「計算問題の特訓」(学研)も良いテキストです。苦手分野のみの学習も出来る(解答が不親切なので、自習向きではない)。
苦手分野を克服する
「急がば回れ」。 時間がないので焦ってしまうのはわかります(親父もSaraが解いているのを見て、悩むマレーシア熊のようになっていました)が、地道に図・表・考え方を表す式をきちんと書くを繰り返すしかない。公式や、解法パターンの暗記は意味がない。
あと集中的に学習した後も、毎日続けて定着をはかるのも効果的。
Saraが使ったテキストは、
特殊算だったら、応用自在「計算問題の特訓」(学研)がお勧め。細かくジャンル分けされているので学習しやすい。苦手分野のみだったら今からでも使える。
整数・規則性・図形(面積・体積)・グラフの読み取り等頻出の応用問題は、中学への算数別冊「合格を決めるキーポイント」が良いと思う。中堅校までだったらこれで十分な内容。解説もわかりやすいので自習向き。これは1分野1日やれば10日で学習できる。