さっき、仕事から帰ってきた。
もう、11時を回っているが、今日はまだ夜ご飯食べていないから、さあ食べましょうと台所へ。
そうそうついでに、食器洗い機をかけておこう。
夕方、仕事行く前にかけたかったのだけど、今日はクーラーやら炊飯器やらエレドラムやらでブレーカーが落ちてはならぬ、と洗剤をいれたままにしておいたのだ。
親父に一声かけようかと思ったが、私もめちゃいそがしくって、昼寝してる親父にむかついてつい言わなかった。
でも、あれ?何でフタが開いているんだ?
まさか、誰か使ってないよね?
洗剤の粉、こんな見えるとこにあるもんね?
「まさか、これ使ってないよね?」
「なに、これのこと?」
やったよ。奴は。
洗剤で軽く洗ったままもう一度洗おうと機械の中に入れておいたコップを使って、酒飲んでた。
まじかーい?
それ、うっすら洗剤ついてんだよ?
高校の時、酔っぱらってうっかり洗剤で赤ちゃんにミルクつくった親父が、飲まない子供を不信に思って、かわりに少ーし味見したら、翌日死んでたって聞いたよ?
ってことは、
お前、死ぬ。
きっと、今夜死ぬ。
と、もう一緒だ。芸人を見てみろ!とかいう親父に無理矢理やめさせた。
が、
その10分後。
突然親父が、
「指先がおかしい・・・」
と言い出したかと思うと、突然ばたっっと倒れた。
くそしばい~
はじめは無視したが、そのまま起きてこない。
えーっつ、と顔をのぞき込むと目をひんむいているではないか!
わーっっっっっっ!
ほんとにきたーっつつっ
「Sara~、救急車ーっ!!!」
と、叫んだ瞬間、
親父、満足そうに
「あれ、どうしたの?」
と起きあがって、人の顔見て笑いやがる。
このやろーっ、
本気で心配してやったんだぞ!
明日の朝、口から泡出てても、ぜったい救急車よんでやらないからなっ!
Saraママ