最近、このブログでも「ツーバスを始めたい」、「ツーバスをやってみたい」(ツイン・ペダルを使っていてもツーバスにしちゃう)との声がちらほら。「ツーバス」と言えばこの人トミー・アルドリッジ。
Saraも好きなドラマーに必ず名前を挙げる人。でも、チビで非力なSaraはあんな風には叩けない。非力さをカバーするために、Saraはツーバスを使ってるんだけど。
トミー・アルドリッジは、WHITESNAKEのドラマーとして有名だ。"Still of the night"のプロモを見て、格好いいと思った人は(親父の世代には)多いと思う。……が、レコーディングのドラマーはトミーではない。
んで、レコーディングとしての参加は「Slip of The Tongue」からになるんだけど、曲がイマイチ。
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仕方ないので定盤ではないのかもしれないけど、最新ライヴアルバムを選んでおく。出来れば、DVDを見た方が良い。SaraはWhitesnakeのライヴを見に行ってからトミーのファンになった。スネアを叩くたびに頭上でスティックがクルッと回るのに惹かれたんだと思う。
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トミーのプレイとしては隠れた名盤がある。John Sykes名義(Blue Madderじゃないよ)のライヴ・アルバム「BAD BOY LIVE!」。WHITESNAKEの" Bad Boys"も"Still of the Night"も「ドカドカ……」良いプレイしてます。Bassのマルコ・メンドーサがもうちっと(ちょっと走り気味で、しかも高音域を使いすぎ)。トミーの相棒としては、ルディ・サード(重いベースが持ち味、ときとしてモタって聞こえることも)が一番かと。
このアルバムでは「スネアの音」に注目してください。オープン・リムのショットがきれいに抜けています。秋葉原のクリニックでは、Saraは最前列に座ったのですが、生音がすごく大きかったです(過去親父が聴いたドラマーでは一番でかい)。特にバスドラとスネアは音色もずば抜けていました。本人は極太スティックで叩くとこういう音しかでないとサラッと言ってました。そのときはFusionぽい曲も叩いていて、ゴーストを入れた細かいプレーも一流でした。
サイクス君との仕事では、「ONE NIGHT ONLY」でTHIN LIZZYをやってますが、「残念ながら、なんか違う」。THIN LIZZYはブライアン・ダウニーが一番です。
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最後にOzzy Osbourneから「Tribute」。ランディ・ローズの遺作ライヴです。トミーの素手で叩くDrum Soloも入ってます。このアルバムは曲数がLP2枚組分に足りないとの理由で一度はお蔵入りになったそうです。やっと発売になって狂ったように聴きまくりました。トミーのドラムはかなり叩きまくり、特にタムとバスドラを絡めたフィルインが素晴らしい(ネタとして使えます)。
ライヴ・アルバムばかり選んでしまったが、ライヴでの評価が高いドラマーなので。
コピー難易度は★
手順、テクニックとかは、基本が出来ていれば難しくない。もともと粒立ちがハッキリしたドラムなので音も取りやすい。ツーバスを練習するには、トミーをコピーするのが一番良いと思う。ライドを叩いてたら、要注意だ(たいていツーバス踏んでいる)
親父