昨日の練習曲は、
"More than feeling"BOSTON
"DOMINO LINE"(MINT JAM Ver.)CASIOPEA
DOMINO LINEは、「ドカチャバ」という、16分の楽器ドミノが楽しいMINT JAMバージョン。ドラマーは「ンンンパ」と言いながら叩く(※聴き直したらドラムは16分の頭じゃん、別の楽器と思い違いしてた)。
もう1曲の"More than feeling"はBostonの1st。なんでこの曲をやったかというと、「聖(さとし)の青春」を読んで感動したからなのだ。
- 聖(さとし)の青春/大崎 善生
- ¥680
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- 人はこれほどまでに、一つの事に打ち込めるのだろうか。
将棋と共に生き、早逝した棋士村山聖のノンフィクションである。幼い日から腎ネフローゼ病に苦しみ、病院のベッドの上で将棋に出会う。「名人」になることを夢見て、文字通り血を吐くような努力を重ねる。しかし、将棋と共に病気とも同時に闘わなければならない。もし村山が健康な体を持っていたら、羽生も7冠を達成できたであろうか。
今の子供達に、何かに打ち込むことの重要さを伝えることは難しい。何かに夢中なっている子供を見ることも少なくなった。才能とは、一つのことに夢中になる能力だと、あらためて伝えたい。
筆者は「将棋マガジン」の編集者として、兄のように村山を見守ってきた人だけに、どのような思いでこの本を書いたのだろうか。飾らない文から、村山という人間の生きた証を残したいという思いが伝わってくる。
将棋に全く興味がなくても(親父も駒の動かし方すらわからない)、その生き方に感動してすらすら読める。スポーツ、音楽、勉強?、大好きな何かに熱中している人、その何かがまだ見つからない人、かつて何かにのめり込んでいた人に、絶対に読んで欲しい。
Saraには、青い鳥文庫版を勧めておいた。 - 村山が好きだった音楽がBOSTONだった。
- なんとなく、将棋とBOSTONの音楽って似ているような気がする。BOSTONてトム・シェルツが自分の頭の中にある世界を再現しようと、一人で作業している感じでしょ。まるで詰め将棋(親父はわからない)をしているように。そんなところに惹かれたのか。
- Saraのドラムを聴きながら、そんなことを考えていた。
- 親父