親父は鬼コーチ(星一徹を目指している)として、Saraと接してます。
Saraを「憎い」と思うことなどしょっちゅうです。
与えた課題をサボっていた、一生懸命頑張らない、挨拶が出来ない、嘘をつく(言い訳)、そういうときは容赦なく拳骨を落とします。
本気で付き合っている証拠だと思ってます。
……でもねぇ、シュンとしたSaraを見ると、叱りすぎたと反省することもあんだよ。
というわけで、「みんなのテーマ」(けっこう好き)を書いたところで、珍道中記の番外編だ。
芝政のアトラクションの一番の思い出は、なんと言っても「モーターボート・クルーズ」。
舵はすぐには効かないので、操縦にちょっとコツがいるのだ。
Saraは天性の運動音痴なので、舵を切り始めるのが遅い、戻すのが遅い、切りすぎると、船はジグザグとコースの端にぶつかりながら進むのだ。
初日には船が真横を向いてしまい、前に進めなくなり、係のお兄さんを2回も呼ぶ。
2日目は、ジグザグにぶつかりながら一周、脳みそがシェイクされ1日中オジー・オズボーンのようになる。
ビデオを撮った3日目はご覧の有様である。
あんまりあっちこっちにぶつかるので、訳がわからなくなって、ハンドルをでたらめに切って親父にどつかれている。どつかれると、しばらくはシャキッとして真っ直ぐ進むのが困ったものである。Sarがフリーズしたとき、親父の拳骨がリセット・スイッチになるようである。
親父は、このときの後遺症で腰がまだ痛い(本当は重い物を持ったときに腰をひねったからと思われる)。
こんなことやってるのにSaraは親父と仲がよい。理由は「お父さんは美味しい物を作ってくれるから」だって。餌につられているだけだ。