ピアノ発表会

昨日、Saraはピアノの発表会。午後からだったので午前中に練習する時間があった。アサイチのピアノの音がふぬけた音だったので、ものすごく叱る。

「発表会といえども人に聞いてもらうモノだから、少しでも良い演奏をという気持ちがなければ失礼だ」

あとでこれが意味のないことだったと悟るのだが……。

発表会では、最初に全員で歌を唄うのだが、これがひどかった。口を開けずに唄っている、歌詞をきちんと覚えているかもあやしい。これが音楽教室の発表会かい? とりあえず、Saraにはロビーで気合い注入。

Saraの演奏は、練習の通り、可もなく不可もなく、今の技量がそのまま出た演奏。それより周りの演奏レベルのあまりの低さに唖然! 間違えるのが普通で、演奏が途中で止まる者さえいる。これではSaraがいくら注意しても「私は弾ける方だから」と自信を持っていたのも納得出来る。

「こんなんで発表会に出させてもらえるんか」(妻のピアノの先生はきびしかったらしい)と激怒する妻。

帰りの電車の中では、ため息ばかり。

「少子化」で、能力そのままで子供の数が減るなら問題ないのだが、大事にされすぎて能力が下がっていく。この先どうなるのか?