SARAが学校から持ってきたアンケートを書いていて、頭が痛くなってきた。
とにかく今の小学校はぬるい! 一応、文科省は「ゆとり教育」から方向転換を打ち出したらしいが、現場の教師がまだまだどっぷりぬるま湯に浸かっている。
計算一つとっても、計算なんて速くやることで脳を活性化して、応用問題を考える準備運動にするもの。なのに、計算問題1問に5分も、10分もかけて、ある小学校なんて小数のわり算教えるのに、9月~11月までかけている(来週からやっと下巻の教科書だ)。
文部省は、「ゆとり教育で個性を育てる」じゃなかったっけ。
個性とは、突出した才能である。好きなことだけタラタラやってる遊びの中から個性がうまれるわけないじゃん。
小学校がぬるいから、今の子供達は、「そのうち自分にぴったりあったやりたいことが見つかる」なんて幻想抱いて、フリーターやニートになってるんじゃないだろうか。自分のやりたいことは、死にものぐるいで掴み取るものであって、天から降ってくるわけない。
小・中学生を教えていて、「思考力・記憶力」がなくなっている。恐ろしいほどである。SARAも、公式・用語をすぐ忘れるし、高学年になるに連れて思考力をようする問題を考えようとしなくなってきた。楽器もある程度以上上達するためには、「考える力」が不可欠になる。今、SARAがぶち当たっている壁がそこにある。