サイモンと

サイモン・フィリップスと(撮影りゃんじさん


Zildjian Day 2005(サイモン・フィリップス、菅沼孝三、板東慧)に行ってきた。

SARAは給食を食べて、小学校を早引き。嬉々として駅へ向かう。ところが、駅前で車を降りるときに、楽譜を落とした。先週末、楽譜を片づけてなくてメチャクチャ怒られたばかりなのに、車の中に楽譜を置きっぱなしにしていたのだ。駅前で拳骨投下、半泣きのSARAに道行く人が振り返る。

そんなかんなはあったが、楽器フェアの会場(パシフィコ横浜)に着く頃にはもうご機嫌になっていた。駆け足でギターを見て回るが、1時間では残念ながら……。

4時過ぎにはアネックスホールの前に並ぶ。道場生が続々と集結してくる。会場と同時に孝三先生のドラムセットの前を陣取ることに成功。こういうときだけ、SARAの行動は素早い

道場出身の板東君(T-SQUARE)のトゥルース(かなりリミックス)からスタート。板東君は緊張気味だ(元々あまり喋らない人だが)。若いのに(22歳)テクニックがしっかりしてる。音楽に対する姿勢もとても熱心だ。

 次に、孝三先生登場! いきなりアメリカンな鼓笛隊風衣装で笑わしてくれました。しかも「フェイク・フラム」を連発。「フェイク・フラム」は、「空中孝三フラム」と勝手に呼ぶことにする(孝三先生もプロレスは好きなのだ)。1曲目のちょっとプログレかかった曲は、初めて聞く曲ですごく良かった。ソロではもはや要塞化して何がなんだかわからない楽器が多数。SARAの解説を聞きながら楽しむ。

 トリに、サイモン・フィリップス(TOTOのドラマー)。見た目以上にダイナミックスの大きな音に驚き。

 練習用のルーディメントを紹介していたのだが、私には理解不可能。SARAはスティックを取り出し、一緒に叩いて理解していたようだ。

 質問タイムの最後に、ずっと手を挙げ続けていたSARAにあててくれた。

SARAとサイモンのやりとりを日本語に訳すと、

「おっちゃんは、なんでオープン・ハンドでそんなに速く左手でハイハットが叩けんねん?」

「お嬢ちゃんは、いくつじゃ? ドラム叩いて何年じゃ?」

「10歳で、3年や」

「ふん、その質問は20年早いな。死ぬほど練習して、また私に挑戦しなさい!」

そのとき、SARAは10悔しくて、「10年でおまえを抜いてやる」と思ったとか……(めちゃくちゃ脚色)。

 最後に3人揃っての共演もすさまじかった。たっぷり3時間、時間を感じさせぬ盛り上がりだった。

 その後saraサイモンと一緒に記念撮影。本当はサイモンはすごくお茶目で紳士でした。