かつて、津軽三味線の大御所、高橋竹山は
「洋楽には学ぶべきことがいっぱいある。もっと邦楽は洋楽から取り入れていかねばならない」
というようなことをいったようですが、ギターが六弦であることを考えると、音の多様性では後れをとるのかもしれません。

壁掛には、大陸から伝わったときは二弦だったようで、これは
「天と地」
の音の意味だったようです。そこに、名前を思い出せませんが、ある人が日本でもう一弦加えて三弦とし、それで、

「天・地・人」

の音を表す楽器として三味線になったとか。

雅楽の楽器もそうですが、宇宙の音を出すという思想の背景が日本の楽器にはあるということのようです。

シンプルな音色の中にそういう意味合いがあるという発見は、東儀さんとかがテレビで語っているのを聞いてはじめて知ったくらいです。そして三味線にもあると知ったのは、ここ二年くらいです。

民謡にせよ、和楽器にせよ、かつてはみなに親しまれたもの。だから、魅力はあるはずで、それが廃れつつあるというのは、本当に大事なことが伝えられなかったからかなあと、我が身を見て思いました。
こんな大事なことを知らずに育ったんですからね(汗)。

それ以来、いつか習いたいとずっと思っています。
みなさんも、そういう視点で聴いてみてください。新しい世界がひらけるかもしれません。