この患者様(Hさん)は、他の患者様の紹介で来院された方である。当時、私は今の場所とは違うところで施術を行っていた。


 Hさんの主訴は腰痛。中年の女性で主婦の方である。お子様もいらっしゃる方である。年に数回、ぎっくり腰になっては、かなりの日数、動けなくなるらしい。知り合いから私のところのことを聴いて、来院する決意をされたようだ。


 来院時、旦那様の運転される自動車で来られた。近所らしいのだが、歩くのもかなりの困難を伴うぐらいの痛みであり、腰にはコルセットを巻いていた。しかし、前傾姿勢のままで、上体を起こすことすら激痛でできないらしい。このような状態では、子供を抱っこしてあげることもできず、そのことでお子さんは泣いたりするようで、困っておられた。


 問診を済ませ、立位で検査。

カイロなら、ベッドに腹臥位か仰臥位にしたりしないと検査できないが、さすがにHさんの状態では、ベッドに寝ることすら困難であるので、検査と施術をあわせて、身体のエネルギーラインを触ることで、軽減させることを狙った。

 前屈などとてもできない。側屈も同様である。首の前屈ですら、腰に痛みが走る有様なので、まずはそこから解放するために施術開始。

 首の問題を腕の施術で解決し、首の前屈をしても腰に痛みが出ないようになる。そして側屈は立位のまま、腓骨の操作で取る。問題は前屈であるが、これも膝を操作してほぼ問題が無くなる。


 それから、ベッドに誘導して、腹臥位になってもらう。この時点で、腰痛がかなり軽減していたため、Hさんは不思議がっていた。

 内臓エネルギーの分析では、身体のひずみの出方などから、腎臓のエネルギーに異常があると判断。SOTのブロッキングと経絡の操作を併用して、施術。仰臥位における、整形外科的検査も陰性。


 術後、起き上がってもらう。起き上がるときの動きでかわるのだが、Hさんは普通に起き上がってきて、自分の姿に驚いておられた。上体も起きていて、帰りにはコルセットなしで帰られた。非常に感謝された記憶がある。


 2回目は一週間後であったが、前回は旦那様の自動車で来たのが、今回は自転車で颯爽と登場。聴けば、あの日以来、腰は快調であるらしかった。旦那様も驚かれたようで、「どんなことされたの?」と聞かれたそうである。

 2回目は、検査してもほぼ問題もなく、施術も予備的な施術がメインになり、この回で施術は一旦終了した。その後の再発はないそうである。


Hさんの場合、エネルギー的には、泌尿器系を乱していて、それが全身に波及したような感じであった。回転パターンのディストーションである。



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