製作秘話「セブン」(特典映像より) | 阿部哲也 プラモデル/ミニ四駆️/独学3ヶ月入選 抽象画家

阿部哲也 プラモデル/ミニ四駆️/独学3ヶ月入選 抽象画家

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デヴィッド・フィンチャー監督が、見たい映像(背景)と

僕が、好きなそれとが、一致していたから

高校生の頃に、「セブン」で、映画にはまった

 

その映画内容もさることながら、

製作秘話(特典映像より)に唖然とした

 

まとめると、まんまと制作側に踊らされていたこと

 

順序は、散々するけど、

 

まず、あの図書館は、偽物の図書館なんだ

 

ロケハンしたら、マンハッタンあたりに、

原作通りのバルコニーがある1920年代雰囲気の図書館がないから、

ダンテ「神曲」、「カンタベリー物語」にあうような雰囲気を出すために、

別の建物を、リクエスト通りの図書館に作りかえてしまったんだ

 

本だって、かき集めた5000冊は本物だけど、

1万5000冊は、偽物なんだ

パッケージを本物通りに製作したらしい

とても単純な作業じゃなかったと言っていた

 

そこまで、こだわってロケして、図書館作り出すなんて…

 

ただ単に、ロケのため、図書館を建造した…

それなら別に驚きゃしないけど、

理想の図書館を探し回って、
まったくそれがないから、妥協できないから、

理想どおりのこだわりぬいた図書館を建造してるから、

驚いたんだ

 

「あの図書館でのG線上のアリア良いよね~♪」とか、

よく飲み会とかで話していた自分が恥ずかしいよw

 

今度からは、

「あの偽物の図書館でのG線上のアリア良いよね~♪」やねw

これで、わりと通な感じになったw

 

他には「gluttony」(大食)の撮影現場なんだけど、

もちろん、1920年代の郊外を探し出してからの話しなんだけど、

実際の殺人現場の写真をニューヨーク市警察か?

どこかそのあたりの証拠管理部署から見させてもらって

それとまったく同じにしあげたらしいし、

なんと、事件の真相を探す鑑賞を邪魔したり、

迷わせて点在させるために、わざとカメラが動きやすいように

現場を作成して、鑑賞者をどこにいるのか?

分からなくさせて迷路に叩き込んでいたんだ

 

しかも、照明一つ一つにもこだわって、

できるだけ暗く暗く

ブラッド・ピッドの灰色のコートが、

黒に見えないといけないって理由とかこだわりがあって

懐中電灯で、反射光を利用して演技してくれなんて

リクエストしていたんだ

 
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抽象画があったあの金持ちのビル内も、一から作ったらしい

それは、演者のブラッド・ピッドの全要望どおりらしい

しかも、「Greed」(強欲)じみた背景セットにこだわってるんだ

 

とにかく、デヴィッド・フィンチャー監督は、

画面と、鑑賞者の間にある空間を表現することがメインだったみたいだし、

そういう抽象的な感じに魅かれたのかも知れなかった

 

とにかく、荒く白黒に近い世界をリクエストしていたし、

しかも、大胆な撮りかたの中にも、品がなければならないと

リクエストしていた

 

ちょっと、疲れた…休憩しようw

 

 「デヴィッド・フィンチャー監督!コーヒー買ってきて!!」

・・・

「ちがう!!それじゃない!!こだわり抜いてないじゃないか!!!」


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