1935- 昭和後期-平成時代の美術家。
昭和10年3月3日生まれ。
前衛美術家集団「九州派」にくわわり,読売アンデパンダン展などに出品。
昭和36年現代美術の実験展で「奴隷系図」が注目される。
オブジェ制作のほか,著述活動など多彩な領域で活躍。
45年東京の私塾「美学校」講師。
平成24年「菊畑茂久馬回顧展 戦後/絵画」で毎日芸術賞。
長崎県出身。福岡中央高卒。作品に「天動説」「天河」のシリーズなど。
著作に「フジタよ眠れ」など。
池田龍雄 いけだ-たつお
略歴1928年佐賀県生まれ。
1948年多摩造形芸術専門学校(現多摩美術大学)入学。1954年最初の個展。
以来、文学や映画など、多くのジャンルと深く交わりながら、海外合わせて48回開催。
まもなく岡本太郎、花田清輝、安部公房らのアヴァンギャルド芸術運動に参加。
国立近代美術館、都美術館等美術館の企画展に多数出品。
オックスフォード近代美術館、ポンピドゥーセンターの「日本の前衛展」、
池田20世紀美術館、「練馬の美術'97展」等。
全国27ヵ所の公立美術館にコレクション。
著書に『絵画の距離』、『夢・現・記』、『蜻蛉の夢』、
『芸術アヴァンギャルドの背中』がある。
一貫して美術の前衛として今日まで活動し続ける。
コメント
『場の位相』と題したシリーズは2004年の個展以来続けている。
「宇宙は場に満たされており場の中を動いている。
地上では、現場であり相場であり職場であり戦場であり、
あるいは墓場でもあるだろう云々」というのがその個展の作品に付した言である。
『壁と穴と』と副題を付けた作品はその後描いたもので数点あるが、
これは「戦場」という「場」に当たる。『宙吊り』は、それに近い不安な現実の様相である。

