■ 「土用の丑の日」の意味
土用の丑の日(どようのうしのひ)は、土用の間で日の十二支が丑である日のこと。
夏の土用の丑の日は、暑い時期を乗り切る栄養をつける為に、鰻を食べる習慣がある。 土用入りの日が申から丑の間の場合は、丑の日が2回あることになる。この2回目の丑の日を二の丑という。 一般には土用の丑の日といえば夏を指すが、土用は春、夏、秋、冬の年4回あり、土用の丑の日は年に数回ある事になる。
| 年 | 土用の丑 | 二の丑 |
| 2006年 | 7月23日 | 8月4日 |
| 2007年 | 7月30日 | - |
| 2008年 | 7月24日 | 8月5日 |
| 2009年 | 7月19日 | 7月31日 |
| 2010年 | 7月26日 | - |
平賀源内説
江戸時代中後期の蘭学者平賀源内は、売上が伸びずに困っているうなぎ屋からなんとか売れるよう宣伝を依頼され、「丑の日に「う」の付く「鰻」を食べるのがよい」ということで"本日丑の日"という貼紙をしました。そうしたところ、「かの源内先生が言うことに間違いはない!」とお客が殺到し、お店は大繁盛。それを聞いた他の鰻屋も真似をするようになったそうです。
ちなみに、土用の丑の日に食べるものは鰻でなく「う」の付くものでいいのだから、うどんでも、ごぼうでもいいのである。主に鰻を食べるのが主流なのは先ほどにも記述したように、ほとんど習慣に近いものになっているからである。