これまでのあなたの人生の中で数学はどのように生かされてきたかまとめなさい。
(60分・1000字)
1 出題趣旨
数学は様々な面で生活の中に生きています。買い物などの四則計算はもちろんのこと,点呼を取るとき,物を分けるとき,物を測るときなど,様々な部分で用いられています。また,近時はコンピューターの発達により,家電製品やソフトウェアなどなど高次な数学も用いられています。これら数学が自分の人生の中でどのように生きてきたか回想しながら検討していくことが求められています。特に「人生の中で」という限定があるので,自分の人生の中ではこうであったというように,きちんと自分の人生で生かされた体験を述べるようにしましょう。また,「どのように」「生かされてきたか」という問いですので,「どのように」という部分も重要となっています。例えば,ずっと身近に生きてきたとか,目に見える形で生きてきたとか,どのように生かされてきたか答えなければなりません。こちらも抜けないように気を付けましょう。
2 参考答案例
数学は近時,多くの面で用いられている。すなわち,買い物などの四則計算はもちろんのこと,コンピューターをはじめ,家電製品やカーナビなども数学が用いられている。では,これまでの私の人生の中で数学はどのように生かされていたか考えてみたい。
この点,数学は前述のように,買い物においてはとても分かりやすい形で生かされてきた。すなわち,買い物では物の値段を足したり,自分の予算に合わなければ引いたり,複数個購入する場合は掛け算を用いたりと,数学そのままの四則計算を用いてきた。
しかし,私の生活の中で買い物をする時間はそれほど多くはない。思うに,私の生活の中で最も多く生かされてきた数学は,コンピューターや家電製品などをはじめとする,分かりにくい形や目に見えない形の数学であったと考える。すなわち,コンピューターや家電製品に使用されている数学自体を私たちは認識することはないが,コンピューターにも家電製品の多くに,製造段階を含めて私たちが使用する段階においても,数学が用いられ,高度な処理を可能としているのである。例えば,数学を駆使して計算をプログラムしておくことにより,家電製品等ではタイマー機能やオート機能などを設定することが可能となっている。
そうだとすれば,私の人生の中においては,買い物をしているよりも,例えばテレビや電話,パソコンと言った目に見えない形での数学に触れている機会のほうが多いと考えられる。
以上より,私の人生の中において数学は,目に見えない形で人生活を便利にするように生かされていたと考えられる。