東京の、日本の未来を変える「東京都知事2024」が始まりました。

有力候補者のあれこれをまとめてみました(Wekipediaなどを参考にしました)。

 

 

石丸信二(いしまる しんじ) 41歳

 広島県高田郡吉田町(現:安芸高田市)生まれ

  家は裕福ではなかった。

 趣味:ジャグリング(大学時代)、空手初段、トライアスロン、漫画

 京都大学経済学部卒業

  家計に負担をかけたくないと、国立大学を選んだ。

  一日の食費は500円で、ご飯と卵ともやしを食べていた。学食は贅沢品で

   あった。

  計量経済学を専攻。

 2006年三菱東京UFJ銀行入行

  四国の姫路支店に配属:法人相手に融資の仕事

  その後2年間企画部の経営調査室で世界経済全体の見通しを立てた。その過程で

   政治にも関心を持つようになる(日本の失われた30年は政治の問題であると

   考えるようになった)。

  金融市場部でアナリストとして情報分析、40兆円を運用していた。

  座右の銘:「自らかえりみてなおくんば、千万人といえども吾往かん」

  (孟子の言葉で、自分の行いが正しいという確信ができれば、たとえ相手が

   千万人であっても、自分は敢然として進んでこれに立ち向かっていく)

 2014年為替アナリストとしてニューヨーク駐在

  4年半に渡ってアメリカ大陸主要9か国で経済の分析や予測をしていた。

  海外でもセミナー講演を行っており、英語も堪能。

  「政治が三流なら経済も三流になってしまう」と実感。

 2020年7月同行を退職。

 2020年7月前市長が現金授受事件による退職。副市長が立候補するのを知り

  「このままでは無投票で当選してしまう」と思い、安芸高田市長選に

  立候補(当時37歳)

 2020年8月60.2%の得票を得て当選。

 2020年9月所信表明の基本方針で「政治再建」「都市開発」「産業創出」

  の3つを政策の柱とし、「世界で一番住みたいと思える街」を目指す。

  業績:

   田んぼアート事業の中止

   婚活事業の打ち切り

   観光協会の解散(事業は市が引き継いた)

   公共施設の廃止計画

   パートナーシップ宣誓制度

   ふるさと納税額の増加

   公式Youtubeチャンネルの収益化

   小中学校の給食費の無償化

   YoutubeなどのSNSを活用し、注目を戦略的に集める。

 2024年5月任期満了に伴う7月の安芸高田市長選に不出馬を表明。

 2024年5月セミナー「Climber」で東京都知事選に出馬する意向を表明。

  動機は「東京を改革して、地方の衰退を止める」こと

 2024年6月安芸高田市長退任式。

 2024年6月東京都知事選への立候補届け出。

 

公約

 1. 政治再建

  都政の見える化・わかる化

   SNSやYoutubeを活用して、都民に情報発信する。

   政治に興味を持ってもらう。

  ICTを活用した民意の集約

   オンラインとオフラインの両方で、都民の声を集約し、

   政策に反映させる。

  政策の合理化・適正化

   利権政治の脱却と金銭バラマキの一掃を目指す。

 

 

 2. 都市開発

  災害リスクへの対応

   東京の過密を解消し、災害リスクを軽減する。

   人口の流出や地方での産業創出

  二つのエコ(経済と環境)の両立

   経済の豊かさを保ちながら環境への配慮を行う。

  多摩格差是正

   東京23区と多摩地区のサービス格差を是正する。

 

 

 

 

 3. 産業創出

  教育の深化・進化

   給食費の無償化や学校設備の改善

  外需の取り込み

   インバウンド観光を促進

  46道府県との協調・協働

   東京と地方の協力を強化し、多極分散を進める。

   地方活性化を通じて東京の役割を強化する。

 

 

子供のころから裕福ではなく苦労していて、自分の努力で現在を築いてきた人。

自分も努力するが、ほかの人にも努力を求める。

政治屋ではなく、新しい政治を目指している。

 

 

小池百合子(こいけ ゆりこ) 71歳

 兵庫県芦屋市生まれ

 「政界渡り鳥」と呼ばれる・・・日本新党、新進党、自由党、保守党、自由民主党

 父は石油関連の貿易商として戦後に財をなした。

 高校2年の時父親が衆議院議員選挙で落選。

 1971年4月関西学院大学社会学部に入学。

  その後父親の会社が倒産し、東京に引っ越す。

 1971年9月大学を中退して、エジプトへ留学。

  カイロ・アメリカン大学東洋学科に入学

 1972年9月カイロ大学の入学手続き

  文学部社会学科に入学

  一年目に留年

 1974年同大学の日本人留学生と結婚、3年で離婚

 1976年日本航空カイロ支店の現地スタッフとして勤務

 1976年10月カイロ大学卒業?

 1976年12月帰国

  帰国後はアラビア語の通訳として活動 語学力は今一つ

 1979年日本テレビの「竹村健一の世相講談」のアシスタントキャスターに抜擢

 1988年テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」初代メインキャスターに就任

 1992年参議院議員選挙を前に、複数の政党から立候補の誘いを受ける。

 1992年5月に結成された日本新党に入党。

  比例区の名簿順位が2位であり、当院の一部から不満の声があった。

  選挙中に「ハイヒールとミニスカート」を強調した。

  当選後も週刊ポストに「ミニスカートの国会報告」のコラムを書いている。

 1993年衆議院議員選挙に鞍替え立候補して当選

  日本新党が躍進し、細川内閣が成立した。

  総務政務次官に就任するが、連立政権は1年で崩壊。

 1994年新進党の結党に参加

 1996年衆議院議員選挙兵庫6区に当選

  新進党では小沢一郎党首の側近となる。

 1997年新進党解党後に小沢率いる自由党に参加

 1999年自民党と自由党の連立内閣で、経済企画政務次官となる。

 2000年小沢と決別して、連立与党に残留。保守党結党に参加した。

 2002年自由民主党に入党。清和政策研究会(森派)に入会。

 2003年小泉内閣で環境大臣として初入閣。

 2005年郵政民営化関連法案否決に伴う、衆議院解散

  郵政法案反対派の小林興起の対立候補として東京10区から出馬し当選

 (元々東京から出馬を希望しており、小泉総理にも恩を売れる)。

 2006年安倍内閣では内閣総理大臣補佐官に任命

 2007年女性初の防衛大臣

 2008年自由民主党総裁選挙に立候補。結果は3位。

 2009年衆議院議員選挙の小選挙区で落選、比例で復活当選

 2010年自由民主党総務会長に就任。党三役に女性が就くのは初めて。

 2012年衆議院議員選挙東京10区で当選

  自由民主党広報本部長に就任

 2016年6月東京都知事選に出馬 自民党に進退伺

  7月当選

  公約:「7つのゼロ」

   待機児童ゼロ

   介護離職ゼロ

   残業ゼロ

   都道電柱ゼロ

   満員電車ゼロ

   多摩格差ゼロ

   ペット殺処分ゼロ

   →すべて達成されていない

  9月自分を支援する政治団体として「都民ファーストの会」発足

 2017年1月都民ファーストの会が地域政党となる。

  6月代表に就任し、自民党に離党届を出す。

 2017年6月築地市場の移転問題で、「一度豊洲に移転し、5年後には再び築地に

  戻す」と発言→結局築地には戻さない

 

 2017年7月東京都議会議員選挙で小池が主宰する「希望の塾」の塾生を擁立し、

  都議会で小池勢力が過半数を占めた。

 2017年9月自らが代表となる「希望の党」を結成

  民進党との合流の話し合いの際に、「憲法改正と安保法政で一致しない人は

  公認しない」と発言し、排除発言として問題になった。これをきっかけに、

  立憲民主党が結党された。

 

 2017年衆議院議員選挙で希望の党は自民党に大敗し、野党第一党も立憲民主党に

  奪われた。

 2017年10月前都知事の副知事3名を任期途中で解任

 2017年11月希望の党の代表を辞任 

 2018年希望の党が分裂し、国民民主党が結成

 2020年3月新型コロナウイルス感染症の拡大

  3月下旬のとき、五輪開催を重視するあまり、感染症対策が後手に回った。

  IOCが東京五輪の延期を発表すると手のひらを反すようにステイホームを都民に

  強く要請した。

 2020年7月東京都知事選再選

 2021年2月政府の緊急事態宣言を受け、会見

  「飲み会、家で友人との飲食もなし。社会人の方も歓送迎会、仕事の打ち上げもなし、でお願いします。イベント後の飲んで楽しく食事もなし。カラオケ、ゲームセンターもなしで」。さらに「学生の皆さんは卒業の季節ですが、追い出しコンパや謝恩会、今年はぜひなしで。友人との旅行、卒業旅行もなし、でお願い申し上げます」と「ナシ」「ナシ」を連呼して、若者に対し娯楽を自主的に制限することを推奨した。

 2021年東京オリンピック開催

 2021年東京都議会議員選挙 都民ファーストの会が31議席

 最終目標は女性初の総理大臣になることなので、国政の舞台に戻りたいのが本音だが、自民党での後ろ盾がいないので、都知事選の3選を目指す。

 

 

子供のころは裕福だったが、途中で父親の事業失敗などがあり、苦労をしてきている。

周りは自分がのし上がるための糧であり、その場その場で重要なことが変わるので、公約などはあってないようなものである。

総評すると「自分ファーストの会」

 

 

最後の決断は、東京都民に委ねられている。今のままでいいのか、改革を求めるのか。都民の決意が求められている。