MGC  C96

1977年にこの冊子を通信販売で購入したのですが、1980年頃に紛失してしまい、先日オークションで落札して再び入手したものです。恐らく当時の10倍以上の額だと思いますが、どうしてももう一度読み返してみたいという気持ちが抑え切れずに落札しました。

当時は「モデルガンのすべて」という名称でカタログ掲載されていたように記憶してます。


芳村真理氏のこのコメントが非常に印象的で意外な一面を垣間見たのでした。

 MGCモーゼルC96、敢えてモーゼルと呼ばせてもらいます。(ルガーもルゲルらしいので)

学生時代の1982年、渋谷の MGCで購入。半額セールなのでルガーP08 6インチモデルも購入。金欠にも関わらず"半額セール"のキャッチフレーズに撃たれて2挺も買ってしまいました。

その昔、少年ジャンプの裏表紙の内側に"ファイアーセール"広告がしばしば載ってましたが、小学生時分の私には2〜3割引きと言われても手が届くことはありませんでした。

今振り返ってみると破格の半額セールとは言え、18歳の金欠学生が今で言う大人買いをしていた訳です。

元々このモーゼル、小学6年生の頃の自分にとってはカタログ写真ではとても不恰好で買う気も起こらないモデルガンのひとつでした(他には、デテクティブスペシャル、トカレフなど。しかし、歳を重ねてしまうと何故か妙に気になる存在になり、現在手元にあるのです)が、とある射的ゲーム機にハドソン製のM1930が規制前のガンブルー仕上げのまま固定設置してあり、実物(モデルガン)は意外にもカッチョ良かったので先入観が覆ってしまったのでした。

芳村真理氏のコメントは、この経験から共感できたわけで、「百聞は一見に如かず」を実体験した当時の吾輩を、昨日の出来事のように思い出すのでした。