俳優アラン・ドロンが亡くなった。ハンサム、二枚目、男前という言葉がこれほど似合う俳優は、そういないでしょう。

初期の頃は演技が上手くなく、監督のルネ・クレマンに学ぶなどして徐々に認められる様になったけれど、やはりハンサムで売り出していた感は否めないように思います。

しかし、コツコツと演技を学び、名監督ルキノ・ヴィスコンティの作品にも主役で出演するほどに成長したのです。


ルキノ・ヴィスコンティの「若者のすべて」のパンフは、学生時代に六本木の名画座(劇場名は忘れてしまった)でリバイバル上映された際に購入しました。

遡るけれど、「アラン・ドロンのゾロ」は中学2年生の時、深夜劇場で淀川長治さんの解説で観て、その面白さにえらく感激したことを良く覚えています。


パトリシア・ハイスミス原作、ルネ・クレマン監督の「太陽がいっぱい」は、やはり名作でしょう!

高校2年、水野晴郎監修のレコードまで買ってしまいました!

香水の“SAMOURAI"は主演映画「サムライ」に因んでプロデュースしたもの

実は、この“SAMOURAI”は弟が購入したものだったのですが、2005年に亡くなり、奥さんから使って欲しいと言われて頂いたものです。

香水を使う習慣がなく、少しずつ使っていたのですが、つい先日に使い切ったところでした。


数々の作品で楽しませて頂いたこと、また、映画を通じて大いに勇気づけられたことに深く感謝し、アラン・ドロンさんのご冥福をお祈りいたします。