私達の体内をめぐっている血液ですが、血液はとても大切な役割を果たしいます。

髪の毛と爪以外の全身をくまなくめぐっている人間の血液は、赤い色をした水より少しだけ重い液体です。赤血球や白血球、蛋白質など様々な成分を含んでいて、全身を絶え間なく循環します。血液が全身をめぐることで、他の臓器や筋肉などは新陳代謝を繰り返して成長したり、老廃物を排出したり、体を守ったりすることができます。そのため、血液は「動く臓器」とも呼ばれています。

血液の赤い色は、血液の中の赤血球に含まれているヘモグロビンの色です。ヘモグロビンは、酸素を乗せて運ぶ大切な成分で、ヘモグロビンが運んでいる酸素の量によって血液の色が変わります。肺で酸素をもらい全身に運んでいる最中の動脈には鮮やかな赤い色の血、酸素を運び終わって肺へ返る静脈には、黒っぽい赤色の血です。また、血液の赤い色が皮膚の血色や顔色を変化させているため、ヘモグロビンの足りなくなった貧血状態の人は青白く見えたり、顔色が悪く見えるのです。

体中を駆け巡る血液は、始めから血管の中にあるわけではありません。血液の成分が造られるのは、カルシウムで覆われた硬い骨の中にある「骨髄」という所です。骨髄には造血幹細胞と呼ばれる若い細胞があります。この細胞が増殖し分化することで、赤血球・白血球・血小板が作られ、血液中に出て行きます。そのため、骨がしっかりしていないと血液成分を十分に作り出すことができず、貧血になってしまう場合もあります。


白血球のお話です。

健康な方でも白血球が少なめだったり、ガンなどの治療をして白血球が少なくなってしまったり、目には見えない血液の中のこと、いまいちピンとこないですよね。

白血球が少ないと、

風邪をひきやすかったり体が疲れやすかったり・・・
ウイルスや細菌による抵抗力が弱くなる傾向にあります。
カビもアレルギー原因物質の一つです。

白血球は免疫の要です。

白血球を大きく分けると
・顆粒球(好酸球、好中球、好塩基球)
・リンパ球(T細胞、B細胞)
・単球・マクロファ-ジ

などからなり、いずれも、細菌やウイルス、その他の外的から身を守る役割をしています。

免疫力をアップするには、この数を増やすか、働きを活性化させるかになります。

では働きを活性化させるには・・・

一番身近なものだと、食事になります。

野菜では玉葱、ニンニク、カボチャ、モロヘイヤ、シメジ(キノコ類)大根、キャベツ、ブロッコリー、ヨーグルト、納豆、チーズ、海草類などが勧められています。

果物では、バナナ、葡萄、スイカ、グレープフルーツなどが良いようです。

中でも特に、バナナは抗酸化力の高い食べ物で、多様な働きをしてくれる、優れた食べ物らしいですよ。
運動の前にも、消化吸収がよくてエネルギー源になりやすいと重宝されています。

身体に合うものや栄養バランスが一番ですが、最近風邪をひきやすい方、意識的に多めにとってみてはいかがでしょうか。

免疫力を高めて病気に対抗しやすいからだ作りをしましょう!