ここ数年
ふだん観ているドラマが
韓国ドラマばっかりに
なっちゃったので(笑)
配信系ドラマで
すっごく気に入ったものから
いくつかを
自分の覚書用にメモってみます
なるべくネタバレにならないように
ザックリとした印象のみになります
好みとしては
*現代もの
*アクション
*コメディ
*ファンタジー/SF
*年下男子/女性強め
が多いです
よろしければ↓↓↓へ
どうぞ
「涙の女王」(Netflix)
妻は大手デパートを経営する財閥の孫娘。
夫は地方出身で地元では名士/果樹園経営者の息子。
世紀の結婚を果たした夫婦に、3年を経て離婚話が持ち上がる。
両家の家族を凄まじく巻き込んだ、
笑いあり涙ありどんでん返しありの人生ドラマ。
* * * * *
いいドラマだった!(≧∇≦)
このドラマね、ものすごく登場人物が多くて見応えがあります!
主人公のホン・ヘイン、デパートの経営者だけあって、最初は冷徹でやり手で自尊心が強く、涙なんかちっとも見せません。
夫のペク・ヒョヌとの間もとっくに冷え切っていて、彼は離婚したくてたまらない。
なぜかというと、妻のヘインもイヤなんだけど、同じ豪邸で暮らしているヘインの一族がイヤすぎるから
このお家いつも家族一緒で、婿の自由が一切ない、、、
やたら豪華な「家族室」とやらに一族を集めて定例会議を開くのもイヤだし。
婿であるヒョヌを祭祀でこき使い、身内扱いはしないくせに、早く子供を作れと勝手に医者の予約を入れる
婿の実家には行かない、父親の還暦のお祝いにも顔も見せない。
、、、ホントひどい財閥家族。
でも、でもなんですよ。
この大家族が、なんかもう色々ありすぎて、真円2周くらいして戻ってきちゃったんじゃ?ってくらいのいろんな紆余曲折を曲がって折れて、結びつきが強まるんです。
個人的に韓国ドラマってすごいなって思うことのひとつに、人物背景の深掘りが本当に丁寧
1話だいたい90分、全16話あるので(でも全然ダラダラしてない!)、かなりしっかりした心理描写を見せてくれます。
最初は妻を嫌悪していたヒョヌの、離婚を一旦脇に置いて表面上妻に尽くす心理も、条件だけで結婚を決めて愛情はなかったはずのヘインの、恋心から愛情を見出すまでの気持ちとか、なんだか友達の話を見てるみたいに身近に感じられました。
「バス停の初恋の君」のくだりはすごくいいな!と思いました。
まさかそんなエピソードがあったとは
ヘインに横恋慕するウンソンも、キャラの使い方が的確というか、怖い、、、
当て馬どころではない、半端ねぇ悪役。
ドイツでの撮影は圧倒的に美しくてロマンティックでした。
ドイツに限らずいつも思うけど、出てくる教会がどこも綺麗なのよねぇ
あと、第8話でソン・ジュンギ氏が「ヴィンチェンツォ」役でカメオ出演してて狂喜しました私!
イタリア語の「面倒くせえ」がめっちゃ良かった〜
ってか離婚案件も受けるのね?!
これまで観た韓国ドラマで、ワタシ的第1位はダントツ「ヴィンチェンツォ」。
笑いありサスペンスありアクションあり、加えてスカッとする爽快ドラマで大好きです。
、、、えー、話が逸れましたが
ドラマの前半は、ヒョヌが「自分のかわいさを恨むよ」とか酔って泣いたり、離婚したい気持ちを隠してただけなのにそれをヘインが愛情と勘違いしたり、軽めのコメディシーンもあって笑いながら見れました。
ヘインの弟スチョルも良かった。
お金持ちのボンボンでちっとも危機管理がなってなくて、ヘインとも仲悪かったのに、最後はちゃんとパパになれて、、、私クァク・ドンヨンさん好きなんですよ。
「ヴィンチェンツォ」にも出てましたが、こういう役が似合ってるなぁ
後半は「涙の女王」というタイトルだけあって、夫婦の絆というか、人生のパートナーを再認識させてグッと胸にくるシーンが惜しげもなく表現されていて。
これは50代でもう老後も射程内に入って、夫婦二人でこれからどうやって過ごしていこうかと考えている身としては、とても身に染みるものがありました。
35歳くらいだとまだそんなに実感湧かないかもしれないですね。
「残されたら/残していくには」を考える機会ってわりとすぐに来るかもしれません。
そういうことを考えたら泣けたわ〜
撮影には11ヶ月も費やしたんだそうです。
どのシーンもとても綺麗で、ちょっとした小話やアイテムの使い方も上手なので、色々考察しながら観るのも楽しかった