本屋で、『冬の狩人』という作品を購入しようかと思ってちょっとスマホで調べたら、狩人シリーズという大沢さんの代表作の一つだということを知って、「シリーズの最初から図書館で借りて読むか」との考えに至り、シリーズ初期のものから図書館で借りた。

 

大沢さんといえば新宿鮫が有名だが、本作品も舞台は新宿。

新宿を舞台にした作品は、風景が頭の中に浮かぶので面白い。

 

新宿に、北の国から、正体不明の男がやって来る。男は特別な訓練を積んだような無駄のない身のこなしで、十年以上も前に潰れた名もない暴力団のことを執拗に調べまわる。直後、新宿のアンダーグラウンドが突然騒がしくなってくる…。

この男は秋田県警に所属し、12年前に殺された警察の父親の死の真相を知るためにヤクザと闘う。

 

久しぶりに大沢さんの作品を読んで謎が中々明かされずに後々まで読者を引きつける巧さが際立っていると感じた。

 

その巧さにまんまと引っかかり最後まで一気読みした。