昨日はテノールのリゴレットのマントヴァ侯爵のアリアのコーチングでした。

テノールには難しいアリアですね💦


最初からrapita のピーで喉が上がるケースが多いですね。

私はuウの母音がある場合はウのスペースを利用してもらってイrapita を入れてもらうようにしています。


一段目のella mi fu rapita もcredo のオの母音のスペースでエ、ウのスペースを利用したイと言う感じの所謂coperto alto,cover するけど掘らない

常に息に乗せる、そして、la bemolle As のma ne avrò も、押すのではなく、横隔膜を使って、もらうricevere する感じで歌ってもらうと平たくならないと思います。


アリア冒頭Parmi のGes、sol bemolle この音はバリバリパッサッジョなので、怖いと言うテノールが多いと聞きます。アを開けすぎてもいけないですね。逆にquando , subito に出てくる日本語のウではないヨーロッパのウのスペースを利用したらいいかなと思います。


私がとても参考にしているYouTubeのチャンネル、ジャンルーカ•テッラノーヴァさんのビデオを載せておきます。



私が上に書いたことを実践して見せてくれます。

説明はイタリア語ですが、英語のテロップが付いているので、理解できるかと思います。

ジャンルーカに初めて会ったのは23年前のガルダ湖でのミエッタ•シーゲレとヴェリアーノ•ルケッティのマスタークラスに参加した時で、彼はザンドナイコンクールの入賞者が参加するオペラ、トスカにカヴァラドッシ役で出ていました。スカルピアはなんとシーゲレの古くからの友人であったレナート•ブルゾンが友情出演していました。超美声だったけど高音が詰まっていた彼は、その後ミュージカル俳優を経て、37歳の時にもう既に家庭があり、子供も三人いる中最初からテクニックをやり直す決意をしたそうです。ある意味すごい勇気✨✨


何年か後にI puritani 清教徒のアリア、A te o cara を軽々と歌うのを見てびっくりびっくり そこには別人のテッラノーヴァがいました。ヴェローナのコレペティでヴォーカルコーチに習って今の彼があるそうですが、このYouTubeチャンネルでここまで丁寧に、親身に説明してくれる人もなかなかいないと正直思います。



世界中での傾向だと思うのですが

立派な声の持ち主は、やはりパッサッジョを太く立派に出してしまう( から上がアペルトな平たい声になったり、年と共に上が出なくなるんだと思います。

と言うことで、今日は真面目なブログでした!


昨日食べた東浅草本店の金太楼寿司🍣

ランチタイムで非常にリーズナブル🩷