嫌な予感はしていた
EPC一回戦
となりのサテから

「レッテー!クライベイビー!
クリスチアーノ・ロナウド!」

という実況がやたらと聞こえてきていた。そう、やたらと

あれはR3のリーグ戦ではしゃいでるだけだろ
という読みは外れ、案の定決勝で激突する。
チーム名にも彼の名が入った、まさしく彼のためのチームなのだろう。

フン、丁度良い。
クリ一人封じられないようじゃクリカカメッシなんて永久に止められないからな。

いつになく気合いの入った試合が始まる。
さて
相手チームのオーダーは


ってカカもいるんかーい!

まあいい、
やってやる、やってやるぞ!
(DC兵の気分だぜ。)

ズドン!

ズドン!

ズドン!


なんだこれは。

スピードも速けりゃシュート速度も速え...
止める以前に触れられない

自分がド素人の下手クソってのを加味した上でも甘く見てたわ

「いやー速かったなあいつ!体調が万全だったら普通に止めれたんだけど、昨日3時間しか寝てねえかんなぁ!
とはしゃぐフェラーリを尻目に
抜け殻のような気分で帰路につく。

俺はしばらく休養をとることにした。とにかく気持ちを落ち着かせよう。




そして数日後

そうだ、そもそもまだ監督復帰して2ヶ月やそこらだぞ。
うまくいかなくて当然だ。
こういう壁に何度もぶつかってだんだんレベルが上がっていくもんだ。
もうクヨクヨしてる暇なんてない!いまから蹴りにいくぞ!


ってAimeカードないんだけど?

いくら探しても見つからねえ。。
あの意図せずに買った初音ミクのカード。
うわ、こいつ初音ミク好きなんだ!みたいな濡れ衣の視線に耐えながら使ってきたあのカード。

そう、俺はライセンスを失ったのだ。
最早監督ですらない。

しかし、なんなんだこの気持ちは。絶望して海に叫びに行っても良いくらいな出来事なのに、いっそ清々しい気すらする。

憂鬱な気持ちをローマに置いて俺は空港へと向かった。
足取りが心なしか軽やかなのはエアマックスを履いているからじゃない、新たなる希望があるからだ。


Season 1 ローマの憂鬱 完