今、会員が増加している政治系SNS 「my日本」というサイトがあります。

http://sns.mynippon.jp/


会員は、現在6万人を突破しました。創設されて、2年足らずですから、その会員の増加速度は早いですね。
このmy日本の会員の増加の要因は、ネット上に公開された動画によるものだと聞きましたが、ネット上で会員を集まる最良の手段は、動画等で会員を集うことでしょうか。

私もこのmy日本に参加して、1年半ぐらいたったんじゃないかと思います。

「右翼、左翼、宗教等の政治思想は関係なく、日本を愛する者たちが集う場所」という触れ込みでありますが、最近、私個人はmy日本の使用に幾らか飽きてきたところです。

第一には先ずmy日本に張られる日記の内容に偏りがあるように感じることです。

特に特定アジア関連のニュースや、特定アジアの批判などが目立つのですが、特定アジアの政治や歴史、経済、社会等について関心がある初学者以上の学習者ならば投稿される日記の内容程度はほとんど知っているのではないかと思われます。
取り立てて、騒がずともその内容は知っているよと言ったところでしょうか。

そういった、中級以上の学習者にとってはニュースのコピペが張られた情報にわざわざ目を通すのもバカバカしくはないでしょうか。
それらの情報はmy日本を見ずに収集することも十分に可能です。

my日本に張られるそれらの情報が単なるニュースのコピペか、ソースが怪しく真偽が疑わしいと思わせるところも残念なところです。
ただのコピペで済ませるよりも、自分の意見なり、考え方なりを書き、論旨が展開された日記なりを読んでみたいと思います。

右翼、左翼などの政治思想は関係ないとの触れ込みですが、全体的には保守的思想の書き込みが目立ちます。
これについては、私自身も保守派支持ですので何も言う事は無いのですが、その為か内容的にだぶったような日記が目立ちます。
これについても、ある程度の学習者ならば周知の事を書いてあると思うのではないでしょうか。

個人的には、もっと深く学習したいのであれば、それなりの書籍を読むなりして勉強した方が、my日本を利用するよりもよろしかろうと思います。

中には良く分からない内容の意見や、感情に任せたような意見も会員の増加とともに目立ち始めています。
ありとあらゆる考え方を持った人が集まっていますので、それらの意見に流されないように、自分の考えをしっかり持ち、情報を取捨選択していく、情報リテラシーの能力が利用者に求められているのが現状だと思います。

そんなmy日本ですが、その具体的な利用として考えられるのがリアルの活動と結びつきです。
しかし、私自身、勉強会などに参加してみましたが、ネット上の匿名での付き合いという範疇を超えた会合ではなかったんじゃなかろうかと思います。

会うときも匿名のハンドルネームでの会合ですから、相手の素上というものがまるで分かりません。
そんな人たちに、「目覚めただけでもいいですよ。」とか、「名前を公開するのは公安にマークされて危険!」などと言われましたが、まあ、ノリはそんな感じでした。

そんなmy日本ですが、フジテレビの反韓流デモには多くのmy日本参加者が集まったそうです。
政治や社会などに関心の高いある思想をもった人達を具体的に集めたいと言ったそういった利用にmy日本は役立つのかなと思ったりしています。