いつか見た光景 | TAKの部屋

TAKの部屋

ムラムラくんという、よく分からない人がよく分からないことを書くブログです。

友達がとても悩んでいるらしい。

昨日、俺も体調が悪かったのだが
彼があまりに心配なので池袋へ行った。

もう19年の付き合いになる彼は
俺にとってはめずらしく
よくケンカをするが離れない
腐れ縁という言葉がピッタリの友人だ。

俺にはユキやヒロエといった
悪いとこも含めて好きになってくれた
大切な友人がいるけれど
彼は2人とはちょっと違う距離感をもった友人だ。

彼の持ってくる悩みの大半は恋愛絡み。
しかも、大勢が決まってから連絡がくることがほとんどなので
その辺が特にタチ悪い。

今回もそうだった。
もうすべてが終わってから電話がきた。
よりによって、俺が女性と
楽しく酒を飲んでいたその僅かな時に。

電話がきた瞬間にイヤな予感しかしなかったが
とまれ、無視するわけにもいかず
女性が席を立った瞬間にかけ直した。
彼の第一声は、予想通りのものだった。

「俺、別れた。」

みんなもそうだと思うけど
俺の心にも天使と悪魔がいる。
悪魔は「そんなんしるか!」
と怒っているんだ。
そりゃそうだ。
俺らにとってはまったく知らない女のために
ユキの結婚式をすっぽかしたんだから。

俺はよく、この世で女が1番大事というが
俺の周りにいてくれる数少ない友人は別だ。
大切な友人≫永遠に超えられない壁≫知人女性≫知人男性
なだけだ。
まぁ、正確には女性と男性の間にも
果てしなく大きな壁があるんだけどさ。

俺にとってのユキと彼は、そういう存在だった。
俺はたとえどれだけ忙しくても
愛する女性がどれだけ頼んでも
ユキ絡みならなんだってしただろう。
そして、それは彼でも同じだ。

ユキもそうだったと思うし
彼もそうだと思ってた。
立場こそ違えど、俺たち3人は
社会のクズだった。
だけど、3人でいたから、乗り越えられた。
それぞれの彼女にも助けてもらった。
ヒロエ、もーたん、みっちー。
皆、結婚するならこの組み合わせだと
当時からよく話してた。

結局、愛する人を俺は失い、彼は手放した。
それについての後悔は
俺と同じようにしたはずだ。

だったらさ、そこを乗り切った
ユキとみっちーを祝福してやらなきゃ。
ユキにどれだけ長い付き合いの友人がいようが
ユキとみっちーというペアを
1番近くで見ていたのは
間違いなく俺らだったんだ。

色んな事情でユキの結婚式には
新郎側の友人は5人しかいなかった。
逆にいえば、俺たちはそこに選んでもらえた。
一緒に生きてきたからこそ
一緒に祝うべきだった。

それを彼は無下にした。
彼なりの言い分はあるだろう。
それを否定はしない。

でも、俺は断言できる。
どんな状況でも、俺なら行った。

ブログを読んでくれてる人は分かると思う。
俺は普段、あまり断言しない。
人それぞれに違う考えがあるから
俺は「俺ならこうだと思う」という
意思の表明しか、基本しないはずだ。

でも、ユキとヒロエ、そして彼なら
俺はなんでもする。
言葉にすると陳腐だけど
本当にかけがえのない友人なんだ。

でも、彼にとっては違ったらしい。
それが悲しかった。
だから、悪魔の声に耳を貸すこともできた。

でもさ、天使ってのはめんどくさくて
19年一緒だったんだろ?
お前が見捨てたら誰が残る?
そんなことを囁く。

だから、東京に帰ったら飲もう
そう伝えて電話を切った。
その日が、昨日だった。

彼の話を聞いた。
過去にないくらい、ずっと聞いてた。
別れた女のこと。
ユキの結婚式に来なかった理由。
今の暮らし。
今後の展望。

どうやら彼は混乱しているらしい。
今まで何度となく、彼は女に手をあげた。
その度に反省してたけど
今回もまたやってしまったらしい。

空手の有段者に手をあげられれば
女じゃなくたって怖いだろう。
俺だって怖い。

やっちゃいけないことを彼はやった。

そのツケはお前自身が払えよ?
俺たちはもう大人なんだ。
そう伝えた。

受け入れて、諦めて、働け。
そうも伝えた。

仕事ってのはやらなきゃいかん。
どんな精神状態であれ、やらなきゃならんのだから
現実逃避にはもってこいだ。

実際、去年の夏から俺もたくさん働いたもん。
隠してへらへら笑って仕事に没頭すりゃ
いつか傷は癒える。
おかげで、俺は大きな企画に関わり
家に帰りたくないから会社に泊まり
結局、それなりに評価してもらった。

今はもうその傷もないし
普通に笑っていられる。
大人的失恋復活法
いちばんの方法だと思った。

まぁ、まだまだ俺もダメだから
その途中に何人か傷付けちゃったけどさ。
そこは気にしてないんだな、正直。
ほら、俺の人生では他の人はみんな脇役だからさwww

まぁ、そんなことはどうでもいい。
俺が伝えたいことはすべて伝えた。
彼にとっては聞きたくないことばっかりだったと思う。
もっと優しい言葉を求めていたのも分かってる。
でも、俺はそういう人間じゃない。
他の誰も言ってくれないだろうから
俺が言う。

彼も分かってるはずだ。
多分、このブログを始めた前後に
似たようなことがあって
その時も俺はそうした。
でも、彼はまた俺に聞いてきたから
きっと分かってくれてるはず。

そうじゃなきゃやってられん。




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